”死別の悲嘆ケアに携わる方へ” | 『ゆ』の素

『ゆ』の素

漫画家・イラストレーター
湯浅みきの日々徒然

私が東京にいた頃に、

大変大変お世話になった

お友達のブログです。

リブログが見えない方はこちらから➔

 

こちらの記事は昨日も書きましたが

 

特に

カウンセラーやセラピスト、

占いやヒーリングなどに携わる方には

絶対に知っておいていただきたい内容です。

 

また、同じ経験をされていない方にも

知っておいて頂きたい、遺族の方の

心の内です。

 

 

 

Jupiterさんのブログにプラスして、

オススメしない言葉があります。

 

「あなたのせいじゃない。自分をそんなに責めないで」

 

これは、当時私が言ってしまった言葉です。
 

 

その頃、あまりFBを見なくなっていた時期であの日は、久々に立ち上げてみました。


そこで息子さんのお葬式の案内の記事が、真っ先に飛びこんできたのです。

 


最初は、そんなことが起こるわけがない!と、私の目がおかしいのではないかと思い

何度も何度も読み返しました。


どれだけ彼女が息子さんを愛していたか知っていたので、愕然としました。



記事を知ったのがお葬式の数時間前だったのと、何よりなんて言葉をかけていいのか分からずお葬式には行けませんでした。

(今は這ってでも行くべきだったのではないかと、後悔しています。)

私信:これは私が勝手に思ってることなので、負担に思わないで下さいねアセアセ


 


その後も何か声をかけたいと思いながらも

どれも違うと感じ、見守るしかありませんでした。

(身内で亡くなったことがあるのは、お爺ちゃんお祖母ちゃん。大往生での死で、比べようがありません)

 




数日後、「守ることができなかった」と

ご自身を責めている彼女の書き込みを見ました。


ただでさえ哀しみの中にいるご自身を、これ以上苦しめて欲しくないと思い、これだけは伝えられる言葉かもと思い


「責めないで」


ということを伝えましたが

どんな形であれ、お子さん失ったご両親は

 

もっとこう出来たんじゃないか?あの時こうしていれば・・・

 

といった後悔の念もずっと消えないことを、彼女から。そして、他のお子さんを亡くしたお母さんのブログで

知りました。


彼女は優しい方なので、

ありがとうと言いながら

でも自分を責めないことはできないと。

 

 



本当に、経験者でないと

その気持ちを分かることは出来ません。

 

彼女自身もそうだったと言ってましたが

普段お子さんがいる方で、「万が一」を想像することはあると思います。

しかし現実で本当にそうなってしまった時

 

その想像を軽く超える絶望に陥ると。

 

 

 

無理に気の効いたことを言おうとしなくていいんです。

 

世間一般的にこう言うから・・・って言葉があったとしても


その言葉に「違和感」を感じたなら、

それは言わない方が正解だと思います。




私も口下手なのもあり、何で気の効いた言葉が言えないんだろうと、ずっと歯がゆく思っていたところがありました。


しかしもう、

「こういう時は、こういうものだ」みたいな台詞を、無理して言うのはよそうと。


「自分はここにずっといるから、

出来ることがあれば、いつでも声をかけて下さい」

最後にそれだけを伝えました。

 

 

 

久しぶりに連絡があり、やり取りしている中で

同じく彼女のお知り合いで、息子さんのお葬式のことを他の方から聞いた方が

 

「どの面さげて行けるというんだ!

かける言葉もないのに!!」

 

と言われていたことを知り、

あぁ、心が感じたままで良かったんだ

そのままの気持ちを伝えれば良かったんだと。

 

 


その方は代わりに、後で大きなお花を送られたそうです。


そういった心遣いで、十分お気持ちは伝わります。

 

 

Jupiterさんのこちらのブログは、

結構ギャグも多めで面白いし

電話でお話してる時に、笑っている時もあります。

 

これだけ見ると、勘違いする方もいそうですが

 

薄皮一枚隣には

常に悲しみがいます。

 

この悲しみがなくなることはない。

そして、心から楽しいと感じて笑うこともないと。

 

 

でもその悲しみは、お子さんに対する愛でもあるから

 

共存しながら、一歩一歩必死に毎日を生きてみえます。


 

今回、「どこかの誰か」と紹介するより

私のお友達とちゃんと書いた方が、より皆さんの心に伝わると思い書かせて頂きました。


これだけでも伝わり方が違うと思います。

 


ニュースで聞く事件・事故も

同じ経験をされたことがある人以外は

興味を持ったとしても、どうしてもどこか他人事として見ていると思います。

 


だからこそ、そういった方をケアするお仕事を選ばれてされている方は、そこまで理解した上で接して頂きたいと思います。