水木しげる先生 | 『ゆ』の素

『ゆ』の素

漫画家・イラストレーター
湯浅みきの日々徒然

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思えば私が妖怪や伝承等好きになったのは
3歳くらいの時に、水木先生のサイン会でお会いしたのが
きっかけの一つだったのではないか?と思えます。
パワーを注入されたと言いますか。

今だにその時の風景も先生の笑顔も覚えています。

ニュースで御家族の方の様子を見ると、いたたまれない気持ちになりますが
先生ご自身は、肉体から自由になられて
好奇心旺盛で、茶目っけたっぷりな先生のことだから
色々探索されて「ほほう~」なんて言ってみえそう。

荒又先生のところに、死後の世界の報告にも行かれそうかななんて。

御本人も、生前から「半分あの世に行ってる」とか言ってみえたのもあってか
なんか生も死も超越されてる感があって
あんまり亡くなられた実感が湧かないというか

『水木先生は変わらずそこにいらっしゃる』

そんな感じがします。

サイン色紙は数年前、
岐阜で行われた「織部賞」の授賞式にて
抽選で当たったもの。
飛び跳ねて喜んだ覚えがあります。

この時すでにご高齢だった
水木先生とお話することは叶わず
先生とお話したい!と思って
「怪」に漫画を応募したことが
連載のきっかけになったんだなぁと。
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水木先生。
素敵な作品をありがとうございます。
力を貸して下さって、ありがとうございます。
そして、御冥福をお祈り致します。