息子は高1、IQ78の境界知能です
ADHDと自閉スペクトラムもあります
小1から中3までずっと知的支援級に在籍、現在は通信制高校(手厚い支援の毎日登校型)の1年生です
こんにちは
息子の通うA高校、今日が1学期の給食最終日です
明日からは午前授業です
息子のお昼ご飯に悩む日々が始まる〜
で、夏の給食で思い出した話をひとつ
でも楽しい思い出ではありません
息子が小学校2学年だった頃の話です
給食で、特別なデザートが出る日がありました
ちゃんとは覚えておりませんが、確かプリンだったと思う…それも生クリーム付きの
当時小2の息子、
給食の献立表を見て、数日前からそれはそれは楽しみにしていました
そして、そのデザートの出る日の朝
私は息子の気持ちに寄り添って、
「デザートいいな
ママが子どもの頃は、給食でそんなデザート出たことないよ
ママも食べてみたいな〜
〇〇(息子)いいな〜、給食楽しみだね」
みたいな感じのことを、登校前の息子に言いました
私としては、
今日の給食楽しみだね
と、登校前に息子のテンションを上げることが目的だっただけなのですが…
その日、下校してきた息子が、
「ママ、お土産あるよ」
と
え
「ママ、デザート食べたいって言ってたから、僕、自分のぶん食べないで、先生に内緒で持って帰ってきた」
…え
ビックリして固まる私の前で、小2の可愛い息子がニコニコ笑顔で給食セットの巾着袋を開けます
「はい、ママ食べて」
笑顔で渡されたのは、
常温で温まりデロデロになったクリームの乗っているプリンでした…
その日は猛暑日に近い暑い暑い日で…
息子が帰ってきたのは確か15時半頃…
要冷蔵のプリンが、猛暑の中(当時は教室にエアコン無し)、常温で数時間…
炎天下の中の下校、20分…
もう、見た目からして、
コレはヤバいわ…食べたらヤバい…
状態でした
でも、私の前には、
目をキラキラさせてプリンを渡してくる、可愛い可愛い息子…
……
私はプリンを受け取りました
触るだけで熱を感じる、温まったプリン…
私は笑顔で、
「ありがとうね
〇〇は本当に優しい良い子だね
ママ、すごくすごく嬉しいよ」
息子は「うん」と満面の笑みです
そして私は意を決して、
「でもねごめんね、これはママ食べられない」
「えなんで」
「今日は暑いから、冷蔵庫に入ってない食べ物はすぐにダメになっちゃうんだよ
腐っちゃうと、食べたらどうなる?
お腹こわしちゃうよね?
だからごめんね、〇〇(息子)がせっかくくれたけど、これは食べられないよ…」
息子、大泣きでした…
私はさらに、
「〇〇(息子)は優しいね、ママ嬉しいよ
〇〇大好きよ、ありがとね」
と、何度も何度も言って、大泣きする息子を抱きしめました
「ママに食べてもらいたかった〜」
と、大泣きしながら言う息子…
抱きしめながら、私も泣きました
ママ(私)に食べさせたくて、楽しみにしていたデザートを食べるのを我慢して持ち帰ってきた息子
なんて優しい息子だろう…
と、本当に本当に感動しました
その後しばらくして、お互い落ち着いてから、
・息子の気持ちが本当に本当に嬉しかったこと
・でも給食は全部息子が食べていいこと
・ママ(私)は息子が美味しく食べてくれることが一番嬉しいこと
を話しました
また、
・暑い日は食べ物が痛みやすいこと
・痛んでるかも腐ってるかもと、少しでも不安な食べ物は食べてはいけないこと
・冷蔵庫に入れている食べ物は、冷蔵庫から出したらすぐに食べないとダメなこと
・スーパーで冷やされて売っている食べ物は、買ってきたらすぐに家の冷蔵庫に入れる必要があること
などを息子に教えました
…以上、
息子が小2の頃の、給食の思い出です
うちの息子、
小さい頃から優しい良い子でしょ
親バカ万歳🙌
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