今ではゴルフクラブ好きな人なら殆どの人が名前を知っていると思う。


クラブ設計家の竹林隆光さん。


私は30年くらい前に竹林さんの事を知りました。

(一方的に知っているって事)


当時はフォーティーンを創業してまだ間もない頃。 確か、オーダーメードで、ウッドもアイアンも、とても高価な物だった事を記憶している。


お金持ちの友人がフォーティーンのクラブをフルセットで買ったと聞いて、そのクラブを羨望の眼差しで見入っていた。 

 その記憶のせいか、自分のなかでは「フォーティーン」・・・。いつかはきっと・・・・・・。と脳に刷り込まれていたのかも知れない。


そんな、憧れに近い竹林さんと10年ほど前にゴルフでご一緒させて貰える機会を友人からもらった。


ラウンド中の会話で今でも記憶に残っている事は


「セカンド地点からピンを狙うとき、ヤーデージ杭は見ない」との事。


「肉眼でフラッグの大きさを見てセカンド距離感を出してますよ」


それ以来、自分もヤーデジ杭よりも肉眼の感性で打つ事を心がけるように変えた。

(上手く行くかは別物)


それと、確か食事中、大好きな釣りの事を質問すると、


「ゴルフは趣味だけど釣りは命だから」と言われた。 意外な返事に驚いた事を覚えている。


亡くなられてから、もう2年が過ぎているが、一度きりのラウンドではあったが、その後の自分のゴルフ人生に少なからず影響を与えていただきました。