100回目の箱根駅伝は青山学院大学が往路、復路、総合優勝を勝ち取った

さらに往路と総合は大会記録での優勝となり、100回記念大会にふさわしいタイムとなった


6区は青山学院大学の野村が8:00に芦ノ湖をスタート

兄は東洋大学で全日本大学駅伝の優勝メンバーで、今回は弟が6区に挑む


昨日の雨で路面凍結も心配されたがそれも杞憂に終わり、時折太陽も見られる復路となった


青山学院大学の2分38秒後、駒澤大学の帰山がスタート

見えぬフレッシュグリーンの襷を追いかけた


そこから各チーム時間差でスタートし、8:10に大東文化大学以降16チームが一斉スタートとなった


箱根山中では法政大学の武田、中央大学の浦田が区間賞争いを展開 

さらに野村、大東文化大学の佐竹、創価大学の川上らがハイペースで山を駆け降りていく


結局区間賞は法政大学の武田が獲得

青山学院大学は駒澤大学との差を4分17秒まで広げた


7区は青山学院大学の山内が単独走でリードを広げる

駒澤大学の安原も二宮の定点では4分11秒まで差を詰めたが中継所では逆に差を4分44秒まで広げた


安原は弟の海晴が給水係を勤めた

区間賞は中央大学の吉居

吉居もまた、兄の大和が給水係を勤め、最後の箱根を兄弟で走った


さらに帝京大学の小野も区間2位の好走

シード権獲得へ向けて追撃の1手となった


8区も青山学院大学の独走は止まらない

駅伝初出走となった塩出だが終始区間記録ペースで距離を進める

遊行寺の坂で区間記録からは遅れたものの、区間賞を獲得する走りで駒澤大学との差を5分33秒まで広げた


追いかける駒澤大学も昨年8区を走った赤星を投入し反撃を図ったが差を詰められなかった

後方では明治大学の綾、東海大学の南坂、創価大学の小池など1年生が力走を見せた

明治大学は往路では惨敗だったが復路では意地を見せ前を行く早稲田大学などを捉えた

またこの区間では山梨学院大学が繰り上げスタートとなった


9区は青山学院大学が優勝への道筋を確たるものとした

倉本がそれまでの不調を乗り越え区間賞を獲得

9区、10区の区間記録は青山学院大学の選手が保持しており、復路の青山学院大学の強さをまざまざと見せつけた

駒澤大学は4年生の花尾が最後の箱根に挑む

全日本では2度ゴールテープを切った駅伝男だが、4年生では怪我に苦しんだ

過去の大会でも堺、高林、山野などが駒澤大学の象徴と言える走りを見せた9区

花尾も怪我で苦しんだ1年だったが区間5位でまとめ上げた


さらに帝京大学の小林も区間3位の力走を見せ、シード権を確たるものとした

シード権争いは大東文化大学と東海大学が1秒を削りあう闘いとなった


最終区間の10区

青山学院大学はスピードランナーの宇田川で最後のまとめにかかった

後方は遥か後ろに突き放したが大会記録更新に向けて懸命に歩を進める

また立教大学の関口が一矢報いる区間3位の力走を見せた

結果青山学院大学が大会記録での優勝

以降駒澤大学、城西大学、東洋大学、國學院大學、法政大学、早稲田大学、創価大学、帝京大学、大東文化大学がシード権を獲得した

大東文化大学と11位の東海大学との差は70秒

9区の時点では1秒を争う両チームだったが、最後は大東文化大学の底力がシード権を