男子は小山直城と赤﨑暁

女子は鈴木優花と一山麻緒がパリ五輪代表を勝ち取った


そして3位には大迫傑と細田あいが入り、ファイナルチャレンジの結果を待つ形となった


僕は男子を中心に見てたのでその上で感想を綴ろうと思う


前回は気温25℃に達し、日光が降り注いたが今回は雨☂️

気温も15℃を下回る中でのスタートとなった


レースは川内優輝が主導権を握った

前回は1歩目から設楽悠太が大逃げを図ったが、今回は川内が仕掛けた


設楽ほど派手な大逃げは打たないが、国立競技場を出たところからじわじわと差を広げた


10k通過まで1キロ3分を切るペースでレースを進める

川内は雨のボストンマラソンで優勝してる経験があり、フルマラソンそのものも130回を迎える


百戦錬磨の経験が川内の何よりの武器だ

ハーフ通過が63'33

10kからペースが落ちたとはいえ単純倍で自己記録も狙えるペースでレースを進めた


2位集団はトヨタ自動車の安井やヤクルトの武田の早稲田OBコンビ、さらにHONDAの田口と引っ張る選手が入れ替わりで川内を追った


しかし川内の作戦は効果的だった

交差点を曲がり視界から消える瞬間ペースを上げ、審判車を目隠しにしてなるべく後ろの選手に精神的ダメージを与えた


6回ある折り返しのうち4回目では40秒近く離す力走

簡単には追い付かせない力走でラスト10kを迎えた


レースが動いたのは35k

九電工の堀尾と赤﨑を先頭に川内に迫る

しかし追い付かれた川内も簡単には離れない


集団後方で力を蓄え、ラストの下り坂に備えた


そして38km

ついに小山が動いた


前回の中村匠吾を彷彿とさせるロングスパートで完全に仕掛けにかかった


しかし後ろも簡単には離されない

赤﨑は常に小山を視界にとらえ、後ろからは大迫と川内の息づかいを感じながら必死に富久町の坂を駆け登る


4人とも箱根駅伝経験者

その矜持を持ってのラストスパートだ


競技場に入ったも前4人は視界に入ったままだったが順位は変わらず小山、赤﨑、大迫、川内の順にフィニッシュを迎えた


パリ五輪を決めた4人は一山以外国際経験が少ない

早い段階で照準が定まったのでそれまでの過ごし方でパリの結果が出るだろう

そして東京五輪では三枠目を勝ち取った大迫と一山が入賞を果たしてる


パリに向けた最後の切符の争奪戦は今回も激しくなりそうだ