金融市場では、今後予想される『リスク・シナリオ』が駆け巡っている
『シリアへの軍事介入懸念』
『FRBが9月の緩和縮小後退懸念』
『米債務上限問題懸念』
何日か前までは、米連邦準備理事会『FRB』が9月の米連邦公開市場委員会『FOMC』で金融緩和縮小を開始することは、確実とみられていたしかし今では、シリアへの軍事介入が現実味を帯びるなか、シリアへの攻撃が実行されれば、中東からの供給に支障が出るとの懸念から、原油相場は1バレル=117.34ドルと、6カ月ぶりの水準に上昇した今後、世界の一部で戦争が起こる可能性があり、そうなれば原油価格は大幅に上昇するだろう
シリア問題は、突発的な地政学的要因であるが、9月リスクの最大項目である緩和縮小にも不透明が影響を与える金融要因ともなってきた原油価格の上昇はガソリンの値上がりにつながりそれ以外の支出が減少、FRBの判断にも影響する可能性がある
米連邦債務は10月半ばに上限を超える見通しで、現在の法定上限は約16兆7千億ドル『約1660兆円』上限を引き上げなければ国債利払いや償還資金が調達できずデフォルト『債務不履行』に陥る恐れがある
上記の問題からリスクオフムードが強まり円高が進行する可能性があります