【オリンピック男子サッカーが26日からスタート】
UEFA EURO 2012閉幕から3週間、今度はオリンピック男子サッカーの戦いが26日から始まりますね。
優勝候補は、もちろん昨年のU-21欧州選手権を圧倒的強さで制したスペイン。オリンピックに挑戦するのは、シャビやプジョルを擁して銀メダルを獲得した2000年大会以来となるが、この2選手は今回のオリンピックには参加していない。
それでもメンバーには次代のスペインを担うスター予備軍がズラリとそろい、すでに各クラブで主力として活躍している。
しかもUEFA EURO 2012の優勝メンバーであるジョルディ・アルバ、フアン・マタ、ハビ・マルティネスが含まれている。五輪でも金メダルを獲得できれば、スペインにとっては完璧な夏になるな。
グループDで関塚ジャパンが初戦で対戦するのが、そのスペイン。仮想スペインのメキシコに勝ったとはいえ、スペインとメキシコとじゃ質が違いよ。世界一のパスサッカーの前になす術なしだろうな。
まぁモロッコ、ホンジュラス戦で勝ち点6を獲得できれば、1次リーグは突破できるんじゃねーか。
1次リーグを2位通過した場合、続く準々決勝では、グループCの1位と対戦するわけだが、グループCは、恐らくブラジルが1位で突破してくるだろうから、ここがメダル獲得への正念場だろうな。
まぁ3大会連続での予選敗退は、避けてもらいたいもんだ。
ちなみにマタのコメント。「金メダルを獲得したい。スペインが世界最高のチームであることに疑いがないことを示すためにね」と言い切っており、ライバルとして英国、ブラジルを挙げ、日本を意識した言葉は一切なし。日本眼中にないらしい。
開催国イギリスは52年ぶりに合同チームとしてオリンピックに出場。
U-21イングランド代表のスチュアート・ピアース監督が指揮するイギリスは、グループAに入り、まずオールド・トラフォードでセネガル、続いてウェンブリーでアラブ首長国連邦と対戦。
その後カーディフで、リヴァプールのルイス・スアレスとSSCナポリのエディンソン・カバーニをオーバーエイジ枠で招集しているウルグアイと顔を合わせる。
注目は、五輪代表キャプテンとして招集された38歳のマンチェスター・ユナイテッドのMFライアン・ギグス。
ギグスにとっては、16年間のウェールズ代表でのキャリアで成し遂げられなかった夢、主要国際大会への出場を果たすことに。それだけに並々ならぬ決意を持って臨むだろうね。
優勝候補がスペインだとすると、ライバルの筆頭はグループCでベラルーシ、エジプト、ニュージーランドと同組になったブラジルだろう。
ブラジルが唯一手にしていないメジャータイトルが、このオリンピックの金メダルであり、今回のロンドン・オリンピックが2014年のワールドカップ開催まで唯一の公式大会でもあるため、その重要度は非常に高いといっていい。
パリ・サンジェルマンに移籍したばかりのCBチアゴ・シウバが27歳で最年長となるチームには、国内組のオスカル、ネイマール、レアンドロ・ダミアン、そして欧州での経験も豊富なフッキ、マルセロ、パトらのスター選手が顔を揃える。
このメンバーを見る限り、ブラジルが2位通過するとは思えん。日本が2位通過すれば、間違いなくブラジルだな。
一方、グループBの実力は拮抗しているが、スイスもガボンも韓国も、この夏のトゥーロン国際大会で7ゴールを挙げてメキシコを優勝へと導いたマルコ・ファビアンには警戒が必要だろう
オリンピック男子サッカー
グループA:イギリス、セネガル、アラブ首長国連邦、ウルグアイ
グループB:メキシコ、韓国、ガボン、スイス
グループC:ブラジル、エジプト、ベラルーシ、ニュージーランド
グループD:スペイン、日本、ホンジュラス、モロッコ