【強豪たちが第1戦で大勝】
マルタで貴重なアウェーゴールを2点奪ったメタルルグ・スコピエ
5日のUEFAヨーロッパリーグ予選1回戦第1戦では、70チームが試合を行い、トウェンテ、KKSレフ・ポズナニ、ローゼンボリBK、IFエルフスボリがいずれも大勝。一方で、いくつかの波乱もあった。
昨季ベスト16まで進出したトウェンテは、アンドラのUEサンタ・コロマにエンスヘデで6-0と圧勝し、来年5月にアムステルダムで行われる決勝に向けた長い戦いを最高の形でスタートさせた。
ルーク・デ・ヨングやドグラスといった主力は不在だったが、新加入のDFロベルト・スヒルダーとFWフリノル・プレットが2点ずつを決めたほか、ドゥシャン・タディッチとジョシュア・ジョンも加入後初出場でゴールを記録している。
ポーランドで6回のリーグ優勝を記録しているレフ・ポズナニも、2008-09シーズンと2010-11シーズンにベスト32進出を果たしたこの大会の経験チーム。
カザフスタンのジェティス・タルディクルガンとホームで対戦し、スロースタートから徐々に勢いを増していって、60分過ぎの5分間に奪ったラファウ・ムラフスキとゲルゴ・ロブレンシスのゴールで2-0と先勝。
一方、ノルウェーで22回のリーグ優勝を誇るローゼンボリは、1995年以降、UEFAチャンピオンズリーグのグループステージに11回出場している欧州カップ戦の常連。
昨季のUELではプレーオフでAEKラルナカに敗れたものの、今回はミカエル・ドルシンの2点とボレク・ドッカルの1点で、北アイルランドのクルセイダーズにベルファストで3-0と、幸先のいいスタートを切った。
この日一番の大勝を収めたのは、5度のリーグ優勝経験を誇るスウェーデンのIFエルフスボリ。二クラス・フルトのハットトリックなどで、マルタのフローリアナを8-0と一蹴している。
そのほか、アゼルバイジャンのインテル・バクーも、バチャナ・ツハダーゼの2ゴールなどでJKトランス・ナルバに敵地で5-0と先勝。
フェアプレー枠で出場しているスターベク・フォトバルは、フィンランドのJJKユバスキュラに敵地で0-2と敗れたが、スロベニアリーグを2位で終えたNKオリンピア・リュブリャナは、フランクリン・ビセンテの2発などでルクセンブルクのASジュネス・エシュにホームで3-0と快勝した。
ハンガリーで23度のリーグ優勝を誇り、1964年にUEFAカップウィナーズカップを制しているMTKブダペストは、ホームでFKセニツァと1-1のドロー。
マルタのヒバーニアンズと対戦したFKサラエボは、1-2のビハインドから5-2と逆転勝利を収めた。
また旧ユーゴ・マケドニア共和国のチームにとっては、まずまずの夜となり、リーグを2位で終えたFKメタルルグ・スコピエは、ビルキルカラと引き分けたものの、貴重なアウェーゴールを2点獲得。
FKレノバはムアレム・バイラミのハットトリックなどで、サンマリノのACリベルタスを4-0と退けている。