【総合ランキング1位はラモス】 | 欧州サッカー大好き

【総合ランキング1位はラモス】


 



2大会連続でカストロールEDGEインデックスの総合ランキング1位を輩出したのはスペイン。本大会を1失点で乗り切ったスペインの堅守を支え、チームの歴史的な連覇達成に貢献し、その栄冠を手にしたのはCBセルヒオ・ラモスです。

イタリアとの決勝の前には8位につけていたが、フィールドの両エンドで大きな仕事をしたことで、一気に7ランク上げて1位に。4年前に正確無比なパスワークでチームを初優勝に導いたMFシャビ・エルナンデスに次ぐ受賞となった。

所属するレアル・マドリードだけでなく、スペインでも堅守の要となったラモスは、クラブでのチームメートで、グループステージが終了した時点から首位をキープしていたポルトガルのクリスティアーノ・ロナウドを僅差で上回った。

総合3位にはラモスとCBでコンビを組むジェラール・ピケが入り、スペインはトップ10にDF全員を含む7人が名を連ねた。

アッズーリを相手に序盤から戦いの中心にいたラモスは、開始7分でFKとヘッドで2本のシュートを放つなど、合わせて4本のシュートを記録。そのうち2本は枠内に飛んだ。守備の局面ではアンドレア・バルザーリのシュートをブロックし、ボール奪取は15回を数えた。この試合での評価は9.69ポイントと、今大会の1試合での数字として全体で3番目に高いものである。

前人未到となるスペインの主要大会3連覇において、その全試合にフル出場したラモスは、5試合連続無失点に貢献。その4試合目はポルトガルとの準決勝で、そこまで3得点して、大会最多の枠内シュート15本を記録し、最終的には9.61ポイントをマークしたロナウドを沈黙させた。

ピケラモスに加え、ジョルディ・アルバアルバロ・アルベロアの両SBもそれぞれ6位と7位に入っている。この最終ラインは全6試合で相手のシュートをわずか21本に抑えた。それに加え、疲れを知らないアルバは、決勝で自らゴールを決めて代表初得点を記録し、14位から一気にランクアップしている。

このほか、連覇を達成したスペインからはシャビ・アロンソ(4位)、アンドレス・イニエスタ(5位)、セルヒオ・ブスケツ(9位)もランクイン。

アロンソはパスの安定感が光り、彼のパス成功数490を上回ったのはシャビだけだ。重要なのは、そのうち251本が敵陣での前方へのパスだという事実である。

トップ10にはそのほか、ポルトガルのペペ(8位)と、決勝でスペインに屈したイタリアのクラウディオ・マルキージオが入った。

主なデータ
1 – UEFA EURO 2012
での570分間におけるスペインの失点数。

2 ビセンテ・デル・ボスケ監督は、ヘルムート・シェーン監督に次ぎ、FIFAワールドカップとUEFA欧州選手権の両方で優勝した史上2人目の指揮官となった。

5ダビド・シルバは2ゴール、3アシストとUEFA EURO 2012で誰よりもゴールに絡んだ。

189フェルナンド・トーレスの合計出場時間。ゴールデン・ブーツに輝いた6人で最も少ない。

531シャビ・エルナンデスが記録した今大会最多のパス成功本数。1試合平均は89本となる。