【総合ランキング首位は依然ロナウド】 | 欧州サッカー大好き

【総合ランキング首位は依然ロナウド】


 



UEFA EURO 2012カストロールEDGEインデックス・ランキングでは、準々決勝の全日程を終えた時点で、ポルトガルのクリスティアーノ・ロナウドが依然として首位に立っている。しかし、トップ10にはスペインの選手が目立ち、ロナウドにプレッシャーをかけている。

ポルトガルの主将を務めるロナウドは、チェコに1-0で勝った準々決勝でも高パフォーマンスを披露し、ランキング首位をキープ。その試合で1位に輝いたチームメートのペペは、総合ランキングで順位を12ランク上げ、スペインのダビド・シルバから2位の座を奪った。

しかし、試合を支配してフランスに勝ったスペインからは、グループステージ終了時より2人多い5人がトップ10に名を連ねている。

ロナウドは準々決勝で得点王争いトップタイとなる3ゴール目をマークするなどの活躍を披露し、総合9.68ポイントを確保。

CBペペは、チェコ戦で81%と、ジョアン・モウチーニョに次ぐパス成功率を記録。また、鋭い読みによってこれまでの4試合で50本のパスを止めており、総合9.61ポイントをマーク。

一方、同じくマドリードでプレーするシャビ・アロンソは、ペペ以上に順位を上げた。フランス戦で代表戦100試合目の出場を自らの2ゴールで飾ったアロンソは、チームを2-0の勝利に導くとともに、ランキングの26位から4位に急浮上。

この試合では4本のシュートを放ち、PKによる2点目を含めて3本を枠内へ飛ばした。また、試合最多の99本のパスを通し、パス成功数の合計を318本としている。

イタリアのクラウディオ・マルキージオは、2試合以上でランキング1位に輝いた2選手の1人となり、総合順位を5位から3位に上げた。イングランド戦では9.14ポイントを挙げたが、試合のランキング上位には入れていない。そこにも、キエフで行われたこの一戦でのイタリアのパフォーマンスの高さがうかがえる。

4位のアロンソの後には、同じくスペインのアンドレス・イニエスタジェラール・ピケシルバが続いている。シルバは2位から7位に後退。CBのピケはイタリアとの初戦の61分を最後に失点していないスペインの堅守に貢献している。ペペと同様、ピケも読みに優れているところを示し、これまでに51本のパスを止めている。

8位にはSBとして大会最多の10本のクロスを入れているポルトガルのファビオ・コエントラン、9位にはスペインのセルヒオ・ラモス、10位にはチェコのミハル・カドレツが入っている。

準々決勝終了時点での主なデータ
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– チェコはポルトガルに0-1で敗れた準々決勝で、枠内シュート数0本に終わった。

1 – イングランド対イタリアは今大会で初めて90分間を0-0で終えた。

4 – ポルトガルはこれまでの4試合で先発メンバーを変えていない。

5 – ドイツのメスト・エジルはギリシャ戦で、ロシアのアンドレイ・アルシャビン(チェコ戦)、ドイツのバスティアン・シュバインシュタイガー(オランダ戦)、フランスのカリム・ベンゼマ(ウクライナ戦)、スペインのダビド・シルバ(アイルランド戦)に続き、今大会で1試合2アシストを記録した5人目の選手となった。

29クリスティアーノ・ロナウドがこれまでに放ったシュート数。前大会でロシアのロマン・パブリュチェンコが記録した28本を抜き、すでに大会史上最多。

371 シャビ・エルナンデスのパス成功数で、今大会最多。