【アトレティコ、土壇場で勝ち越す】 | 欧州サッカー大好き

【アトレティコ、土壇場で勝ち越す】


 



アトレティコ・マドリード 2-1 ハノーファー96

アトレティコ・マドリードが終了間際のエドゥアルド・サルビオのゴールでハノーファー96に2-1と競り勝ち、来週のUEFAヨーロッパリーグ準々決勝2nd legを前に僅かなリードを奪った。

欧州カップ戦でホーム7連勝中のアトレティコは、この日も序盤にファルカオがゴールを脅かすなど、立ち上がりからハノーファーを押し込んだ。

試合の均衡が破れたのは9分。ガビがゴール前に山なりのFKを入れると、これを頭で合わせたファルカオがアトレティコのUEFA主催クラブ大会通算400点目となる先制点を決めた。

2点目を狙うアトレティコは攻撃の手を緩めず、アルダ・トゥランのアシストからアドリアン・ロペスがシュート。これがゴール横に外れると、再びアルダのパスでファルカオがチャンスを迎える。

しかし、計17ゴールで昨季のUEL得点王となったファルカオは、決定的なヘディングシュートをゴール上に外してしまった。

欧州カップ戦で史上初の準々決勝進出を果たしたハノーファーは、前半終了7分前に同点とする。スティーブン・チェルンドロが右サイドのラルス・シュティンドルにパスを送ると、ミランダがスルーしたクロスにマメ・ディウフが滑り込んで合わせた。

後半のアトレティコは主導権を奪い返すべく攻勢を強めたが、ファルカオのシュートはゴール横へ。

しかし、そのペースは長続きせず、逆に2点目のチャンスを迎えたのはハノーファーだった。しかし途中出場のディディエ・コナン・ヤのクロスに合わせたディウフのシュートは、アトレティコのGKティボー・クルトワに片手1本でセーブされた。

試合はそのまま引き分けで終わるかと思われたが、89分にはアトレティコのサルビオがゴール上隅にシュートを突き刺す。さらにアトレティコは後半ロスタイム、ジエゴが鮮やかなオーバーヘッドでゴールを脅かすも、これは相手GKロン・ロベルト・ツィーラーに阻止された。

結局、アトレティコはそのまま逃げ切ったものの、警告を受けたフアンフランガビアルダが来週の2nd legには出場できなくなった。