他責の氾濫 | Shall we think?!

Shall we think?!

一個人、海賀大湧の自由な発想の記

この国の政治カルチャーが変質の危機にあるような気がします。



「事実を隠す」を更に超えて、「他責にする」ことが横行し始めました。



もともと、支持率の低下の責任を転嫁したりしていた頃から気になっていたのですが、その後、様々な報道で日々明らかになり、今回、下記の記事が出ました。



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(MSN産経ニュースより抜粋)


班目氏が政府発表に「名誉毀損だ」と反発 政府は「再臨界の危険」発言を訂正

2011.5.22 20:42

内閣府原子力安全委員会の班目(まだらめ)春樹委員長は22日、東京電力福島第1原子力発電所への海水注入が首相の発言を契機に中断したとされる問題で、政府・東電統合対策室が「班目氏が首相に『海水注入の場合、再臨界の危険がある』と述べた」と発表したことに反発し、福山哲郎官房副長官に文言の訂正を求めた。政府は班目氏の発言は「そういう(再臨界の)可能性はゼロではない」だったと訂正した。


班目氏が官邸・東電側の説明の根幹を否定し、政府が追認したことで、政府発表の信憑(しんぴょう)性に疑問符がついた。海水注水がなぜ中断したのかは、明らかにされておらず、首相の発言が事態を悪化させた可能性は残っている。混乱する政府の対応は、23日からの国会審議で問題になりそうだ。


 班目氏は22日、内閣府で記者団に「そんなことを言ったら私の原子力専門家の生命は終わりだ。名誉毀損(きそん)で冗談ではない」と強調。さらに「(真水を)海水に替えたら不純物が混ざるから、むしろ臨界の可能性は下がる」と説明していた。


 一方、細野豪志首相補佐官は22日のフジテレビ「新報道2001」で「『真水から海水に替わるわけだから何か影響はないのかしっかり検討するように』という首相の指示は出た」と述べた上で、海水注入による再臨界の危険性には「班目氏自身がそう言ったと記憶がある」と語っていた。


 枝野幸男官房長官は青森県三沢市で記者団に「東電がやっていることを(政府が)止めたことは一度も承知していない」と政府の指示を否定した。』



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国の政治を司る政治家が、政権を渡すまいとして、民間にまで責任を転嫁している様子に見えます。



ほんとうに困ったものです。この他にも、様々な責任転嫁の言動を見てきたような気がします。



「国を育て・導くリーダー層」という意識が、ここまで低いとは思いませんでした。



企業の観点から見ますと、これは一般的にチームメンバーのカルチャーの崩壊まで波及します。



社員の言動が乱れかねません。「上がやっているのだから」、と。



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以前からお書きしていますように、「悠久の賢民」は大丈夫です。



一時の政治がある程度乱れても、その本質を見抜いて、必ず意見をまとめて主張していく方々がいらっしゃいます。そして、それに追随する「悠久の賢民」も数多くいます。



それは、若い世代でも一緒ですね。



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これから、メディアが煽(あお)って、責任転嫁・他責の乱発、そして自画自賛などが横行しそうになっても、一笑に付し、冷静に政治を選択して参りましょう。



もともと、そういう「他責の風潮」が少なく、信を大切にするのが、「悠久の賢民」なのですから。


もちろん、メディアにも「悠久の賢民」がいると信じています。



民は煽られないですね。