御仏の世界には、魂の階層があるようです。今風に言うと、スピリチュアル・グレーディングとでも言いましょうか。
最高位は、既に悟りを啓(ひら)かれた「如来」様。阿弥陀如来、釈迦如来、薬師如来、大日如来など。何事にも動じず、周囲の者が感化されてしまうような存在でしょう。
次は、悟りに至る前段階にいる「菩薩」様。普賢菩薩、文殊菩薩など。自ら修行中でありながら、周囲の者たちに教えを説いている存在です。
そして、悪のこころを懲らしめ、衆生の目をひらかせる「明王」様。不動明王など。ほんとうに怖い顔をしているが、御仏のこころを持って悪を懲らしめるのです。
その下の階層にも、多くの御仏がいらっしゃるようです。
お金や地位が幅を利かせ、その周りに群がり、ひれ伏す人々で満たされた社会には、是非、スピリチュアル・グレーディングのしっかりした人々にご登場願い、痛快に、教えを説いて頂きたいものです。
梅原猛さんが著書「日本仏教をゆく」で、宮沢賢治さんを現代の菩薩と称されていました。
私も、「出でよ、宮沢賢治に続く、現代の菩薩様!」といった気持ちで一杯です。