　これを入れた事で一つ問題が発覚した。CRT-DのDというのはICD、植え込み型除細動器の事。体内版AEDだ。

これを入れた人は車の運転に制限がかかる事が法律で決まっている。

　まず職業としての車の運転が出来なくなる。

　植え込み後一定期間車の運転が禁止となる。

細かい事は当該サイトを参照してもらって。

　夫に頼んで警察署に診断書の用紙を取りに行ってもらって主治医に頼んで診断書を作成して貰い、又警察署に提出に行ってもらって2週間程で連絡が来た。

ちょうど私の免許更新と重なったのでちょっとややこしかったらしく、夫が大変だったらしい。説明やなんやで3回警察署に行ったと後で聞いた。

　結果は免許更新は出来るけど運転は半年後に主治医の診断書を提出してそれからという事だった。

植え込み後半年の運転禁止。

主治医は運転出来るはずと言ってくれてたんだけど、診断書に記載されたWide QRS頻拍が引っかかったんだろうと思っている。1次予防ではなく2次予防と看做されたという事だと。

　あー、詰んだーと思った。

正直住んでいるのが田舎なので車が運転出来ないとかなり不便。夫が定年退職後で自宅で仕事してるから助かった。

もし夫が現役だったら私どこにも行けなかったかも。タクシーは高いし、バス停まで歩くと多分息がもたない。その辺でぶっ倒れる自分しか想像出来ない。

　運転するのなら半年後にまた公安委員会に診断書を提出して運転許可を貰わないといけないのだ。これを半年毎に繰り返す事になる。

めんどくさいけど車は走る凶器。自分だけが事故を起こすのは自業自得だけど他人様を巻き込んでしまったら悔やんでも悔やみきれない。

　ICDを入れているという事はいつ何時不整脈が出て電気ショックがかかるかわからないという事。薬を飲んでいても発作が起きる可能性はある。なのでもし不整脈が出たらそこから更に3ヶ月運転禁止になるのだ。

　過去に何度も病気で車の運転をしてはいけない人が事故を起こして他人様を巻き込んで死なせている。ニュースになる度憤りを感じていた。

　だからこそ、自分に制限がかかるようになったからこそ、運転出来るようになったらキチンと法律を守って安全運転に努めようと思うし体調が悪い時には運転しない事を自分で決めた。

後なるべく夫に同乗してもらう事も。

夫にはとことんおんぶに抱っこで申し訳ないけれど。

自分だけじゃなく周りに迷惑をかけない為にも。

CRT-Dと車の運転