Mです。こんにちは。
エホバの証人関連で悩む方のカウンセリングで
相当深刻度の高い問題があります。
それは、性の問題。
特に、男性のマスターベーション(オ○ニー)禁止についてです。
なかなか踏み込みづらい領域ではあるのですが、
今回は「抑圧」の観点からオ○ニー禁止について考えていきたいと思います。
オ○ニーやめますか それとも人間やめますか・・・くらいの重大問題ですよね
兄弟にとっては非常に深刻なオ○ニー問題
エホバの証人カウンセリングで、
男性の方はほぼ話題にされる「オ○ニー禁止」。
すでにJWから離れた方は、
ばかばかしいといったニュアンスを含めて。
今もJWの中で悩んでいる方は、
決死の思いで口火を切って。
お話になることが多いです。
特に思春期青年期において、
「自慰行為が出来ない」・・・ものすごい抑圧だと思います。
過度の「抑圧」が生む精神病理
抑圧は、ただの一時的な我慢とは違います。
簡単に言うと、
誰かから強制的に押さえつけられている感じ。
自分で無理してフタをしている感じ。
禁を破ったら、罰を与えられそうな感じ。
・・・これらのいずれかが長期間続くと、
精神的に病む可能性のある過度の抑圧になります。
特に、
「周りの大多数の人は我慢していないのに
自分だけ我慢をしているとき」には
抑圧を強く感じやすく、精神病理に転じやすいです。
生活に密着することで強い抑圧が起きていると
精神的に落ち込みやすくなり、毎日悩みやすくなります。
しかも、生理的に我慢が難しい男性の生殖器に関する抑圧、
オ○ニー禁止なんてあまりに精神に悪影響。
もってのほかだと思います。
オ○ニー禁止を過度の抑圧だと感じたり、
抑圧だと感じることも出来ないほど
マインドコントロールされていたりすると、
次のような精神疾患や心の揺れが生じる傾向があります。
- 自己肯定感の低下
- 自尊心の傷つき
- 不安障害
- うつ病
- 自傷行為
- 性倒錯
- 性的な衝動
現役兄弟の中には、
うわぁ、あるある・・・と思われる方もいらっしゃるのではないかと思います。
↑こちらの精神疾患や心の揺れの項目は、
上から下に行くにつれ
内的混乱から外的攻撃性へと転化しているのが
わかると思います。
抑圧されすぎると、自我が動揺するのです。
動揺した自我は、なんとか安定を取り戻そうとします。
安定を取り戻すために起こす症状や行動が
どんなものになるかは、
その人の個性や理性、潜在的な心理によって異なります。
抑圧による自我の動揺
・・・内的混乱と外的攻撃性
抑圧されても内的混乱で済む人は、
自信がなくなったり不安になったりなど
人に迷惑をかけない範囲の悩みが出てきます。
内的混乱で済む人は、
自我がしっかりしている人です。
エホバの証人の活動を小さい頃からしていても、
「世」的な感覚も持って生活出来ている人に多いです。
精神的なバランスが整っています。
親子関係も、ほどほどに良い人なら内的混乱で済みます。
自我の安定の度合いは、早期の親子の愛着関係で決まる部分が大きいです。
また、知的に高い人も内的混乱で済みます。
「自分以外の人を攻撃してしまったらどうなるか」ということを
しっかり考えられる理性を持っているのですね。
知性によって、抑圧のかわし方、うまい身の振り方も本能的に心得ています。
理性・知性が発達しているから、抑圧状態にも気づきやすいです。
だからこそ、理性的に対処できるのだと思います。
そして、内的混乱で済む人は、他人を思い遣れる人です。
自分が傷ついても人を傷つくことは決してしてはいけないと思っています。
だからこそ、どんどん自分を責めてしまうわけですが・・・
自慰問題においては、
内的混乱で済む人は
とにかくむらむらしてしまう自分が悪いと感じる傾向があります。
「失敗」するたびに毎回罪の意識に苛まれるでしょう。
積もり積もった自責の念は、自信の低下や抑うつ状態、不安感を生みます。
一方、外的攻撃性が発露する人は、自我に脆弱性を抱えています。
自我のもろさ、弱さとは具体的にはどういうことかというと、
自分と他者の境界が弱い。ということなのです。
そういうタイプの人は、
わがままで他人を巻き込むことにあまり抵抗を感じません。
外的攻撃性に転じてしまう人も、
わざと他人を傷つけているわけではありません。
抱えきれないつらさを自分以外の人に受け持ってもらおうとしてしまうのです。
心に荷物を持っていられない人、精神的キャパシティが少ないのです。
抑圧状態にも理性的に対処できない人が多いです。
抑圧されていることをしっかりと意識できず、
ただ何かつらい、しんどい・・・といった自己中心的なしんどさだけが自覚される。
だから、何かのきっかけで衝動的に攻撃性に転じてしまうのです。
外的攻撃性が発露してしまう人は、
親子関係にも相当問題がある人が少なくありません。
愛し愛されたい相手との間で
愛着を感じられれば感じられるほど、
自我が安定し、つらい状況への耐性がつくのです。
自慰問題においては、
外的攻撃性が発露してしまう人の場合
周りの人へ性衝動を向けてしまう可能性もあります。
いつもイライラしていたり、
異性(時には同性)を奇異なほどにジッと見つめてしまったり、
本当に手を出してしまうこともあるでしょう。
児童の性的虐待は・・・
JWの信者による児童の性的虐待。
記憶に新しい人も大勢いらっしゃるでしょう。
オ○ニーの禁止が相当影響しているのならば、
過度の抑圧が外的攻撃性に転じてしまった可能性があるでしょう。
事実が判明していないので
心理学的な立場からの断定的な言い方は避けますが、
個人的には性の抑圧が相当かかわっていると思います。
性の抑圧・・・100年前の精神分析の主要コンセプト
精神分析の祖・フロイトは
当時の主な精神疾患であるヒステリーの原因は
性の抑圧だと言い切っていた時期があります。
↑このヒステリーとはキレて怒る状態ではなく
発作や失神などを含む強い不安感や抑圧感が
主な症状である疾患のことです。
100年と少し前、
ヨーロッパの上流階級では
女性がセクシャルなことを考えたり
性の欲求をあらわにしたりするのはかなり抑圧されていました。
ある意味、「負の文化」です。
下品なレベルで性をオープンにするのは
いかがなものかと思いますが
病気になるほど抑圧されているというのは明らかに「負」でしょう。
世間的にも自尊心的にも性を抑圧しまくった上流階級の女性たちは、
ヒステリーを発症しまくりました。
そして、精神分析によって正直に心を見つめ直し、
抑圧を自覚しはねのけて治癒していったのです。
現代の精神分析では、
精神疾患は「性」だけの抑圧ではないとされています。
現代は、性がだいぶオープンな時代になったからです。
「性」よりも「関係性」に問題が起きやすい時代になったので、
「関係性を重視した精神分析」が展開しています。
根本的な治療法法は変わりませんが、
心の理解の仕方などは時代や文化に沿って変化しています。
性の抑圧MAXのJWで
性の問題が起きないはずがない
性がどんどんオープンなものになった現代。
しかし、JWは今も「性の抑圧MAX」です。
性の問題が起きないはずがありません。
ですから・・・
オ○ニー禁止のことで
毎日悩んでいる現役兄弟、
あなたの悩みは当然です。
性を抑圧するのは、
病気になる可能性だってあるんです。
あなたの心が弱いわけではありません。
「オ○ニー禁止」・・・1世、2世の感覚の違い
自慰の禁止について兄弟の「JWとの精神的距離」から考えてみましょう。
【1世の兄弟】
1世の兄弟は、オ○ニー禁止について過度の抑圧とは感じづらいでしょう。
自分から進んで、教義を是としたのでしょうから
性的にかなり抑圧される宗教だと理解しているはずです。
自慰してはいけないことにも納得しているでしょう。
この「納得しているかどうか」が抑圧に耐えうる指標なのです。
【2世の兄弟】
2世の兄弟、特に幼少期から親御さんに強制的に
エホバの証人の勉強をさせられてきた兄弟は、
オ○ニー禁止を非常につらい抑圧に感じやすいでしょう。
2世の兄弟が思春期にさしかかり、
エホバの証人の活動に対するモチベーションは低いと、
特にきつい禁止事項と感じるはずです。
エホバの証人の教義に対し、
「親に強制されて仕方なく」という納得感の薄さが
禁止への抵抗感を生みます。
性的な問題に介入する「洗脳」
ここからは、主観も入ります。あしからず・・・
一組織が、信者に対し
生理的に非常に難しい「禁止」を課しているのだという事実を、
まずは認識してください。
聖書で言っていることがもっともだと納得して
自慰行為を自らやめるのだったらそれはその人の自由です。
納得出来ないのに
あるいは
聖書は信じているけど
生理的に無理だし
さすがにオ○ニー禁止はひどいと思っているのに
組織が繰り返し、「オ○ニー禁止」を指示してくる。
しかもやらかしちゃったら長老にざんげしなきゃならない。
・・・そのために、つらい。
↑このような状態は、・・・マインドコントロールの一種だと考えられます。
何より、セクシャルハラスメントです。
・・・普通に考えたら、ですが。
「そういう宗教だから」と言われてしまえば、
こちらとしては黙るよりほかありません。
ただし、普通に考えたらマインドコントロールだしセクハラである、
ということは念頭に置いておいてみてください。
気休め程度でも、お心に「ホッ」と感があれば光栄です。
臨床心理士として、現役兄弟に一言。
現役兄弟に向けて、一言申し上げます。
思春期を耐え抜いたのが奇跡です。
忍耐力に敬意を表します。
また、もし何度か禁を犯してしまっていても
それは当然です。
もう自分を責めるのはやめたほうがいいです。
病まないで済んでよかった、
攻撃的にならないのは自我がしっかりしていたためだ
・・・と、自分を褒めてあげてください。
オ○ニー=メンテナンス
後輩(男子)が大学の時に
自慰のことを「メンテナンス」と呼んでいました。
なるほど!と思いましたね。
メンテナンスって、
維持するために必要な定期的な検査と修理のことでしょう。
そういうものですよ。オ○ニーって。
想像力も磨きますしね。
性的な部分を含め、
本能的な部分を自分で制御できてこそ、大人になれるんです。
禁止されてるからしない、というのは制御ではありません。
性という非常にプリミティブな部分で、
自分で制御方法を獲得しつつ大人になってゆく
・・・という道を通っていないから、
JWの兄弟の中には人格的にどうなの?と思われてしまう人が
少なくないのではないかと思います。暴言すみません。
あえて、でかい文字で書きますが、
下手に我慢して
くすぶり続けているほうが、
「情欲」に負ける可能性が
高くなりますよ。
抑圧の心理って
そういうものです。
「オ○ニー禁止」に納得して信者でい続けたいなら、
納得出来るように努力する。
「納得すること」イコール「恒常的なメンテナンス」になるでしょう。
納得出来ないけど信者でい続けたいなら、
この問題についてはある程度割り切る。
(具体的にどう割り切れとはあえて申し上げませんが)
・・・現状では、
そんなふうに考えていくのがいいのかなぁと思います。
JWに、心理学の専門家がいたら
こんなひどい教義さっさと覆してくれるんじゃないかなぁと思うくらいに、
本当、ひどい話です。
神様がほんとにいるなら、
こんなにつらい思いしてオ○ニー我慢しなきゃなほどの
身体を作るでしょうか。
個人的には、否、だと思います。
JWには、
自慰行為は守るべき異性を傷つけないためのメンテナンス
・・・っていうふうに、方向性を変えていってほしいと切に願います。
必要なメンテナンスをさせないから
ポンコツが生み出されてく、って何でわからないんだろう。
・・・最後に暴言すみません。
オ○ニー禁止問題について悩める兄弟たち、
献身できてない、とか
自分が穢れている、とか
多くの負の思いを抱えていることでしょう。
しかも思春期青年期というみずみずしい時期に悶々と悩み続けておられる。
あまりに苦行です。
自分を卑下なさらないようにしてください。
それでも、どうしても悩みから脱せない兄弟・・・
お気持ちいかばかりか・・・
僭越ながら、
オ○ニー禁止問題で悩んでいる方は本当幸いだと思います。
誰かを傷つけないように、あなたが傷ついているんです。
誰かを守るために自分が傷ついている兄弟、
少なくともわたしは尊敬します。
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