初めて聞いた音楽療法 | 心の音灯し~音楽療法のその先へ

心の音灯し~音楽療法のその先へ

ご覧下さりありがとうございます。音楽のお仕事をしています。わたしの事を綴ります。



私が音楽療法という
名称を聞いたのは
大学時代です




昔習っていたピアノ教室で
武蔵野音大に入った
先輩がいて



卒業してから
初めて関東にできた
音楽療法の専門学校の
1期生として
入学したというのを聞いていたのです




音楽療法?
聞いたことはあるけど程度の
知識でした



で東京に演奏会を聞きに行った時
その先輩の家に泊まらせてもらって


ご飯に連れて行ってもらったり
楽しい時間を過ごして帰宅すると


「明日実技試験なのょー」
と先輩



「えっっマジっすか!?
「私来ちゃダメなやつじゃないすか」




先輩「いや、もう今更どうしようもないからねー」




と、実技を披露してくれました





それは物語の一場面を
1人で音楽で表現するというもの




先輩は凄まじい嵐の様な
ピアノ演奏をしながら
笛を吹いて表現していました…




凄い表現に
当時ただただ驚いたのを
思い出します



「音楽療法ってヤベーな…」


私の第一印象は
そんな驚きからの
始まりでした





その後先輩は都内で
音楽療法の仕事をしながら
バイトを掛け持ちしていました


私は専攻科に進み
そこで初めて単位として
音楽療法を学びます




その時まだ私の周りでは
音楽療法という
言葉すら聞いたことがなく




初めて音楽療法の専門の教授が
来たばかりでした


25年も前のことです
当時はまだ資格などは整っていなく


やっと勉強できる
環境でした


そこで初めて
一般の大学の生涯学習講座でも
音楽療法を開講し


第1期生として
学ばせてもらいました





やっと少し聞く様になった
そんな状態ですので
実際に仕事に繋げる様な
環境は全くなく



やはり最初は教授と一緒に
ボランティアで施設に伺う
という事もしていました


そんなこんなで
私は学校を卒業し


もともと教員を目指していた
事もあり



県内南部の中学校に
講師として勤務し始めました







それで前々回のブログの様な事があり
ながらも…

3年ほど講師を続けながら





元音楽科の友人と
幼稚園や施設で
ボランティアの
音楽セッションを始めました




でも音楽療法を2年ぐらい
勉強し実習しただけで


音楽療法の資格も無く
ボランティアだから
と甘えていた部分もあったんだろうと
思います



その頃は音楽療法で
仕事をしようとは
思っていなかったのもあり



本格的なボランティアの
音楽の仲間に入り
沢山の高齢者施設を回るように
なりました





学生時代から
続けていた勉強会は
研究会となり


そこで少しずつ
交通費をもらったりする方も
出てきました




そしてやっと
ここで私の転機となる
出会いがあったのです…