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Appleの12DAYSプレゼントで無料だったんで、どんなもんだろうと思ってDLしたどうぶつしょうぎだが、これが思いの外奥が深くて、ドップリハマってしまった。^^;

ルールは簡単。3x4の盤の中でひよこ、キリン、ゾウ、ライオンの4種類の駒を使って、相手のライオンを捕まえる(キャッチ)か、相手の陣地に自分のライオンを到達(トライ)させたら勝ち。(ただし、到達しても次の手でライオンが捕まったら負け)

駒の動きは、ひよこが歩、キリンが飛車(ただし1マスだけ)、ゾウが角行(同じく1マスだけ)、ライオンが玉将の動きをする。ひよこだけは、相手の陣地(反対側の最奥の列)に入るとニワトリに成って金将の動きをする。
駒の進める方向に赤い印がついているので、どう動かせばいいかが子供にもわかりやすい。

最初は「こんなんだったら○×ゲームみたいな感じだろうな」とたかをくくってたんだが、いざやってみると本将棋の局地戦がギューッと圧縮された感じで、最後まで気が抜けないのだ。ものすごく頭を使うし、駆け引きも必要だ。

本将棋やチェスはとてもついていけない別世界なんだけど、このぐらいだったらなんとかなるかなと思って頑張ってます!(o^-')b

で、こんだけ盤が狭いんだからコンピュータ解析は進んでるんだろうなと思ってたら、やはり既に解析されていて、お互いが最善手を指したとして、78手で後手必勝という結果が出ている。その論文がここに載っている。
これだけ見ると、後手を取った方が勝ち!と思う人もいるだろう。オレも最初はそう思っていた。

でもね…。

これはあくまでお互い最善手を指した場合の結果であって、人間はそこまで賢くはないから、必ずどこかで間違いを犯すんだよね。
なので、人間と指すかぎりは、必ずしも後手必勝というわけではないのだ。
でも、後手有利なのは確かだろうとは思う。

例を挙げよう。

最初にある画像が初期盤面なんだけど、いきなりひよこ同士が鼻を突き合わせている。
こういう状態だと、先手はまずひよこを進めて相手のひよこを取り、いきなり王手をかけたくなる。相手のひよこを取れて、しかも王手までかけられて一石二鳥!

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しかし、次に後手が取る行動は、

・ゾウでひよこを取る
・ライオンでひよこを取る
・ひよこを無視してライオンを左か右に進める

の4通りが考えられるけど、取られっぱなしじゃ駒損なので、ゾウかライオンでひよこを取るのが最善手。
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この盤面を見て、何か気づくことはない?
お互いひよこを交換して、駒としては対等なんだけれども、先手の残りの駒は進んでいない。つまり先手と後手が入れ替わっているのだ。

こういった駒交換の一手損は、将棋の世界では常識なんだけども、オレら素人にはわからないよね。^^;

こういったことを踏まえて、先手だからといって、攻めて攻めて攻めまくる!といったことをせずに、なんとか受け流す態勢に持っていき、後手から駒交換を仕掛けさせることで、手損をなくしていくという戦法を採ることもできるのだ。

こんなことを書いてると、さもオレは強いんじゃないか?と思われそうだけど、実際にやってみるとえらい弱いんです。^^;

まだまだ修行が足りないなぁ…。

あ、そうだ。USTreamで公開対局をやりたいと思ってるんで、我こそは!と思う方は、是非参加してくださいね!(o^-')b

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