二人で魚釣りに行ったんやね 志布志港にね 防波堤にね

魚釣りしてて たくさん釣れて 楽しんでいたら
女の子 ちっちゃい子供ね 三人連れた男やったからね

覗き込んで なんかおかしいな鼻のとこまでね

髪の毛ボソっとある 鼻のとこまである

変な形のヘアスタイルや と思ってたんやね


ずーっと防波堤歩いて ちょっとは何気なく向こう見るから
見たら 風で「ヒャっ」てやったら
大きな目玉が ホっと付いておったんや

「えーーっ」と思って したら
「ニー」と笑っとね

防波堤の もの凄い背が高いよ

十何メーターある防波堤の上から
「ぴゅいっ」飛び降りた

(可愛らしくニコっと笑いましたけどね)

「ぴゅん」と飛び降りて消えた
消えた

(その時は 怖いとも何とも思いませんでした)


飛び降りたら「死んでしまうのに」思うて
連れてきた男の人も全然気が付いてない

(不思議な感じでしたからね)


宇宙人でね 一つ目おるからね

その 「一つ目」の伝説は オーストラリアの大陸に 一つ目がおるし
「ジャックと豆の木」も 一つ目がね 出てきよる

この一つ目は 男ではなしに 女の子やった