【Folksは会わずに新曲を作れるのか - 7 ギター】 | M-SWIFT OFFICIAL BLOG Powered by Ameba

【Folksは会わずに新曲を作れるのか - 7 ギター】

【Folksは会わずに新曲を作れるのか - 7 ギター】

ピアノとギターの悩ましい関係。

ジャズと言われる音楽では、バッキングのコード楽器はひとりいれば十分。笑。という説も。



これだけしっかり演奏されたピアノトリオと2管楽器にリハーサルもなく、つまり自分の居場所はここだ!!という主張をせずに、最後にギターを重ねるというのは、、、実は中々至難の技でもあります。

たりない何かを演奏の中に見つけることは難しい。。。

ではと自分で簡単にミックス(各楽器のバランス、音量調整)してみる。

この写真がなんとなくの僕の脳内の音の認識図。



手前の真ん中にスネアがあって、その下にキック、ベースなどなど。右にハイハットなど。

上から下までこの全ての帯域が豊かに埋まっていると聞き心地もいい。これは音楽というより2つのスピーカーから流れ出る周波数の話。

でもアレンジと密接にリンクしているわけです。その周波数を出している楽器がないと話にならない。

おっ。中低域がちょっと寂しい。もっさりするところがさっぱりしている。

あった。ここに音をいれよう!

普通に色々ギターを弾いてみるが。。。やっぱりいらないよな。ハーモニー的にはエレピが支えているし、リズムカッティングするような曲じゃないし。。。

正直、ギターじゃなくて、コンガの低い音とかパーカッションで埋めたい感じの帯域だなと。

そこから発想してひらめいたのが、フィルター。人間の話し声のようにするワウを進化させたようなStingray。これをうまくかけると、コンガの低いほうのような帯域だけにギターを閉じ込められる。音色作りに2時間程度。その音色でエレピのようにハーモニーとして管楽器をサポートするのではなく、リズムとして、ドラムをサポートするような感覚。



しかし、パーカッションと違い、ギターは音程がある。必ず動きに耳がいく。色々考えた末、イントロである程度の規則性のある打ち方をする。

規則がわかると、人間、音程変化を期待しなくなるので、リズム楽器として聞こえてくる。

これでイントロでギターが入った時の印象が作曲の堀くんがオッケーならいけるなと。

そして、あとは奥行き。後ろの方。

ドラム以外は極力、部屋の響きを少なく録音している。後ろのほうの音は、あとからリバーブをつける作戦。

とはいえ、最初から後ろに回る人がいてもいいかなと。

遠くにいる人。

ということで、ビッグスカイのギターをパッドぽい音色にするエフェクターで全編にコードを重ねる。エレピのプレイを邪魔しないように。



これで完成!

とりあえずメンバーに送信!
続く