私が殺したリー・モーガン | M-SWIFT OFFICIAL BLOG Powered by Ameba

私が殺したリー・モーガン



南国より帰国。リフレッシュしてきました。ここ1年、好きな映画もろくに見られたなかったなと気になっていたトランペッター、リー・モーガンの映画”I call him Morgan”を見ました。リーは妻にライブ会場で撃たれて命を落とすわけですが、その件はあまり強調されず、おもに彼の半生が描かれていました。邦題では”私が殺したリー・モーガン”とセンセーショナルに強調されていますが、当時の「ジャズ」マンの生き方、時代の匂いを感じるドキュメンタリーで、僕は楽しめました。さてさて、ここでジャズにカッコをつけたのも、リー自身がジャズという言葉で限定されるのをあまり好きではなかったというシーンがあったからです。逆に言うと、彼らの生きた50年代から70年代のアメリカのある特定の地域で育った音楽が、今でもいわゆるジャズと認知されていて、その後の即興音楽がその十字架を背負っているとも言えます。ぼくも今、次の楽器のみのアルバムに取り掛かっています。トランペット、サックス、そしてスリーリズムにギターといわゆるジャズでありそうな編成で即興音楽をやっていると当然ジャズに分類されるわけです。このアルバムは”Quiet but Intense”というか”静寂の中の情熱”をテーマに作っているのですが、僕の表現の方法論としてひとつの”音楽”として届いてほしいなと思っています。そして、、、ここまで来て宣伝かよ!と言われそうですが、笑、今週水曜日はWGTで全曲新曲でのライブをやります。良い刺激をこの映画からもらいました。お待ちしています。笑。

ライブの詳細はこちら:
http://weekendgaragetokyo.jp/event/?p=5810