残響のハーレム | M-SWIFT OFFICIAL BLOG Powered by Ameba

残響のハーレム

28日金曜日、代官山WGTの”Talk in Motion”にむけて中村寛くんの”残響のハーレム”を復習中!



ニューヨークのハーレムでの長期間に及ぶフィールドワークを続けて書きあげた本。学術書でありつつも、彼を知る僕にとってはほぼ冒険記。僕も20年ほど前に合わせて2か月ほどニューヨークにいたことがあります。住むつもりで下見にいったのですが、故郷のぬるま湯で育った僕には、人種のレイヤーが複雑すぎてとてもじゃないけど住めないと感じた街。そんな街でたくさんのインタビューを重ね深層に迫っているところに感心してしまう。そんな彼への質問を考えているのですが、今からどんな話が飛び出すか楽しみです。トークと言ってもお店でラジオがかかっているような雰囲気でカジュアルにやります。DJも楽しみにしてくださいね。


Jazz in Motion pres
Talk in Motion "Issue 01/05”



Place: Daikanyama WGT
Date: 7/28(Fri) 19:00~23:00 (Conversation starts at 20:00)
Charge: Free

音楽テーマ: ふたりのルーツミュージック

ラジオ感覚でゲストトークと音楽を楽しみつつ、そのままDJへと流れる新感覚のパーティー“Talk in Motion”。ピアニストとしての経歴を持つ文化人類学者、中村寛(多摩美術大学准教授/人間学工房代表)と音楽プロデューサーM-Swiftこと松下昇平が、毎回、音楽テーマを決め、音楽と会話の楽しい時間をお届けします。

ワールドワイドに数々の作品をリリースする松下と、ニューヨークでの長期フィールドワークを経験した中村ならではの視点で楽しく進めていきます。

Speakers:
Yutaka Nakamura
中村 寛(人間学工房代表/文化人類学者/多摩美術大学准教授)

Shouhei Matsushita (M-Swift)
松下 昇平 (音楽家)

DJs
Selector-Tatsuru
Kylie and more...



中村寛(なかむら ゆたか)
人間学工房代表/文化人類学者/多摩美術大学准教授。「周縁」における暴力や社会的痛苦と芸術および文化表現、差別と同化のメカニズム、コミュニケーションなどのテーマに取り組む一方、人間学工房を通じて文化運動を展開する。著書に『残響のハーレム――ストリートに生きるムスリムたちの声』(共和国、2015年)、編著に『芸術の授業――Behind Creativity』(弘文堂、2016年)、訳書に『アップタウン・キッズ――ニューヨーク・ハーレムの公営団地とストリート文化』(大月書店、2010年)。