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録音って

おはようございます。

朝4時起きでスタジオ作業。。。。健康的すぎて逆に不健康なのではと思ってしまう生活を送っています。今日は昼から大事な録音があるのでちょっと録音について書いてみました。

録音って文字通り音を記録すること。

でも音だけをとっているわけではなくて、演奏家の気持ちも一緒に録っているわけです。

それぞれのトラックがひとつひとつのドキュメンタリーなんですね。

演奏家がスタジオに来て、挨拶から始まり、音楽を聞いて、アイデアを出して、

気持ちを込めて演奏して、聞いて、また演奏して。

右から鳴っているサックスの音も、左からなっているコンガの音も、

真ん中で鳴っているドラム、ピアノの音も誰かが気持ちを入れて演奏したもの。

当たり前のこと言っている?

なんだけど、ずっとスタジオで作っているとついつい”音”として捉えがちになってしまうことも。


楽器をひとつずつオーバーダビングできるようになって、全員が一斉に演奏することが減って来て、

”場の記録”というより”作りあげる”というニュアンスが強くなってきたここ数十年。


記録映画なんだと思いながらひとつずつやっていかないと、ただの音の積み重ねになってしまう。

演奏家も敏感で、こちらが上手く”成り立たせよう”としているのか面白いものをとりたいと思っているのかでスイッチの入り方が違う。

すべてのトラックに気持ちが入るように、僕自身が気持ちを作っておく必要があるんです。

今日も頑張りましょう。