AMEK9098EQを使ってみました!
今日は機材の話なので、DTM興味ある方向けです!
最近アウトボード熱が再燃してます。デジタル録音も格段に音が良くなってソフトウェアシンセなども内部でバウンスすることが多くなっていたんですが、久々に会った友人のミックスを聞いて刺激を受けました。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20150605/11/m-swift/ec/6c/j/t02200165_0800060013327969790.jpg?caw=800)
ということでお借りしているAMEK9098EQがスタジオにあるので、このチャンスに仕上がった曲を外を回して録音していきました。EQは使わずにプリアンプを通すだけです。
まずは、ハードウェアシンセのVirus TI Snowの音を通して落としてみる。このシンセは優れものでオーディオインターフェイスも備えていてUSBで繋ぐだけでDAWの中にデジタルで戻ってくるんです。つまりはフォノでの結線の必要なくDAWに録音できるというわけなんです。
でもせっかくなのでAMEKを通してDAWに録音してみました。正直言うとAMEKのキャラは多少出るけど、なにか特別に使える音になったという印象はない。もともとVirus TI Snowはハードウェアなので、つまりプリアンプをしっかり持っているシンセなので音が立体的なんです。USBを介してDAWに入れていてもその特性は残っていると思われ(違ったらすいません)、外を回してもあまり印象が変わらない。
次にソフトウェアシンセを通してみました。やはりこれは劇的に違うね。以前、ソフトウェアシンセのサウンドデザイナーと話す機会があったのですが、ソフト側で出来ることはほぼやっているんで、あとはクリエーターがプリアンプを通してくれれば本物に負けないサウンドになるんです!と力説していたのを思い出しました。昔はスタジオにパソコンやサンプラーを持って行って卓を通してレコーダーに落としていたわけで、それに較べると今のソフトウェアシンセは物理的なプリアンプを全く通らずにミックスまで行ってしまう。全部の音がオーディオインターフェースの音になるわけで、キャラが被ってしまうので前に出て来ないのではと僕は思っています。
次に良いプリアンプでサンプリングされたと思われる909のハイハットの音を通してみました。これは失敗。もともと良いプリアンプを介して909から録音されたサンプルなので、さらにAMEKを通すと色づけが多すぎる感じで方向性がわからなくなりました。もともと良い音だと思って選んだハイハットのサンプルなので外を回す必要なかったんです。ということで、こうしたい!という方向性なくただむやみに欲張って通しても駄目なんですね。当たり前か。
最後にAMEK9098EQですが、古いNEVEのさっぱりバージョンという感じで、今のソフトウェアシンセのフルレンジな感じに合っているように思いました。渋くなりすぎず、中域が良い感じで整理されて抜けてきます。NEVEなりの下の太さももちろんあるのでクラブキックを立体的にしたい場合も良いと思いました。
という作業を一晩やって、これから書き出しです。良い作品になっています。また詳細はお知らせしますね。
最近アウトボード熱が再燃してます。デジタル録音も格段に音が良くなってソフトウェアシンセなども内部でバウンスすることが多くなっていたんですが、久々に会った友人のミックスを聞いて刺激を受けました。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20150605/11/m-swift/ec/6c/j/t02200165_0800060013327969790.jpg?caw=800)
ということでお借りしているAMEK9098EQがスタジオにあるので、このチャンスに仕上がった曲を外を回して録音していきました。EQは使わずにプリアンプを通すだけです。
まずは、ハードウェアシンセのVirus TI Snowの音を通して落としてみる。このシンセは優れものでオーディオインターフェイスも備えていてUSBで繋ぐだけでDAWの中にデジタルで戻ってくるんです。つまりはフォノでの結線の必要なくDAWに録音できるというわけなんです。
でもせっかくなのでAMEKを通してDAWに録音してみました。正直言うとAMEKのキャラは多少出るけど、なにか特別に使える音になったという印象はない。もともとVirus TI Snowはハードウェアなので、つまりプリアンプをしっかり持っているシンセなので音が立体的なんです。USBを介してDAWに入れていてもその特性は残っていると思われ(違ったらすいません)、外を回してもあまり印象が変わらない。
次にソフトウェアシンセを通してみました。やはりこれは劇的に違うね。以前、ソフトウェアシンセのサウンドデザイナーと話す機会があったのですが、ソフト側で出来ることはほぼやっているんで、あとはクリエーターがプリアンプを通してくれれば本物に負けないサウンドになるんです!と力説していたのを思い出しました。昔はスタジオにパソコンやサンプラーを持って行って卓を通してレコーダーに落としていたわけで、それに較べると今のソフトウェアシンセは物理的なプリアンプを全く通らずにミックスまで行ってしまう。全部の音がオーディオインターフェースの音になるわけで、キャラが被ってしまうので前に出て来ないのではと僕は思っています。
次に良いプリアンプでサンプリングされたと思われる909のハイハットの音を通してみました。これは失敗。もともと良いプリアンプを介して909から録音されたサンプルなので、さらにAMEKを通すと色づけが多すぎる感じで方向性がわからなくなりました。もともと良い音だと思って選んだハイハットのサンプルなので外を回す必要なかったんです。ということで、こうしたい!という方向性なくただむやみに欲張って通しても駄目なんですね。当たり前か。
最後にAMEK9098EQですが、古いNEVEのさっぱりバージョンという感じで、今のソフトウェアシンセのフルレンジな感じに合っているように思いました。渋くなりすぎず、中域が良い感じで整理されて抜けてきます。NEVEなりの下の太さももちろんあるのでクラブキックを立体的にしたい場合も良いと思いました。
という作業を一晩やって、これから書き出しです。良い作品になっています。また詳細はお知らせしますね。