雪の日
遭難?昨日の東京は大雪大吹雪。20年住んでますがこんなのは初めてかも。最寄り駅から歩くことを断念して、叔父と従兄弟と会食した恵比寿からタクシーへ。
なかなかの雪道だけど、なんとか自宅付近へ。家はすぐそこ。ほっ。
「すいません。そこの細い道を右にお願いします。」と財布を取り出しながら言う。
ググッと車が曲がった先は誰も足を踏み入れていない新雪がひろがる美しい世界。
車輪が滑る。こわっ。ハンドルが効いてない。ぶつかると思った瞬間なんとか車は止まり大事には至らず。見ると壁まで5cm。ギリギリ。
運転手さんが抜け出そうとアクセルを踏むもキュルキュルと車輪が空回り。動かない。
家はすぐそこ。
どうしよ。
外は猛吹雪。ここで見捨てる、、、、のは、北の国からファンとしても人としてもありえない。
「運転手さん、ちょっと外にでますね。」と意を決してドアを開け吹雪の中へ。車輪付近の雪を掻き出し、車を横滑りできる状態に。寒い。しかも顔にあたる雪が痛い。僕の掛け声とともにアクセルをふかしてもらい、車を押して滑らせなんとか壁から離す。
そして大通りにバックで車を戻すべく道をつくる。格闘10分。車が出た時には運転手さんと抱き合いたい気分。人類みな兄弟。
値引きを申し出でくれたけど、こんな日に乗ったほうも乗ったほうなんだしと思い満額払ってその場を後に。
家に戻り、濡れた服を脱いでほっとする。
そんな雪の日でした。
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