全曲解説第2弾!!!『でたらめヒーロー』サウンドトラック
いよいよ発売になりました。
でたらめヒーローのサウンドトラック。
聞けば聞くほどM-Swift、24 CARATを好きな方にも一度は聞いてみてほしいと思う内容になっています。
とういことで、昨日に引き続き全曲解説の第2弾。10曲目から20曲目までです。
是非、聞きながら読んでみてくださいね。

11. ラストテーマ / Last Theme of Detarame Hero
ドラマのクライマックスからエンディングを想像して書きました。宮崎裕介くんに、僕の思いつきのちょっと変なリズムのメロディーとコードを渡して発展させていきました。昔のドラマってよく「○年後」みたいなのがエンディング後にあって、エンディングであまり幸せじゃなかった人が結婚して幸せになっていたり、だめなやつがだめなままだったりとか、物語の先を感じさせるものが多かったんです。なので、このラストテーマもなにかその先に続くなにかを感じさせるものにしたいと思い書きました。健太、大地、夏輝、修司にどんなエンディングが訪れるのか楽しみですね。
12. やっつけろ / Beat them all
文字通りのアップリフティングなダンスチューン。M-Swiftでもこれぐらいド派でな曲があってもいいのにと友人に言われましたが、僕の中ではこういうアッパーチューンは人格変えてやらないと出来ないんです。笑。かなり楽しんで作っているのが伝わる曲です。いつかクラブでもかける機会があるかな。
13. 兆し
一転してジャズチューン。ちょっと前向きな希望を持ち始めたような心情を描いています。僕はパット・メセニーなど90年代のフュージョンにも大きな影響を受けています。僕のジャズバンド24 CARATにもその影響は見られると思います。これは24 CARATで演奏しても良さそうな曲で、次の24 CARATのアルバムの道標になるかもってぐらい気に入っています。太田朱美さんのフルートがやはり素晴らしい。具体的には健太の荒れた心の中に目覚める変化をイメージしています。
14. でたらめヒーローのテーマ スウィートボッサバージョン / "Main Theme of Detarame Hero - Sweet Bossa Version"
メインテーマのボッサバージョン。とぼけた感じのボッサにしてみました。今回メインテーマのバージョン違いはCDに収録されなかったものも含めて5バージョン。ひとつのメロディーをいろいろな角度からアプローチするって本当に楽しい作業です。
15. 嘆き / Lamento
これは最近僕がよく聞いているミニマルな要素を含むクラシック音楽を自分なりの消化して作った曲です。どうにもならない状況から生まれる悲しみを表現しています。お気に入りの曲のひとつです。自分の音楽的にも成長できた一曲。
16. 悲しみ
これも宮崎くんとの共作。感情をかみ殺すようなメロディーがありつつ、反復の要素をとりいれました。あからさまに悲しい音楽ではなく、過去に思いを馳せられるような曲に仕上げました。
17. 健太
やっぱり健太といえばブルース調に。これはちょっとファンキーな要素も含んでいます。僕も若い頃そうだったんですが、やっぱり世間に巻かれたくない反抗しつつも、現実との狭間で葛藤するというか。そういう青年を想像して書きました。
18. でたらめヒーロのテーマ ファンキーローズバージョン / Main Theme of Detarame Hero- Funky Rhodes Version"
これもメインテーマのバージョン違い。バージョン違いって、だいたいほぼ全ての曲が出来た後、リラックスしての作業になることが多い。宮崎君とうちのスタジオにある73年製造のフェンダーローズを眺めながら、そういえばこれ使ってなかったねという話になり、じゃあとドラムループを作り演奏に。パソコンでいろいろできる時代になってもやはり本物の説得力にはかなわない音色を出してくれます。毎年の修理費用を考えると涙がでますが。苦笑。
19. ピチカート / Pizcato
はい、その名のとおりピチカートな曲です。僕はクラシックはかなり選んで聞くんですが(好きな作曲が限られている)、その好きな作曲家のひとりラヴェルのスコアを読んでいた影響でほぼ弦だけの曲を作ってみました。僕の普段の作風からは想像できないでしょ。自分でもそう思います。
20. コミカルなレゲエ / Reggae Comical
レゲエって、あのシンプルなグルーブを出すのにかなりの修行がいると言われます。確かにトップクラスのグルーブはそうですが、レゲエってつまりはジャマイカのポップスなわけで、みんな手軽に演奏できて楽しい音楽なはずなんですね。ロンドンではカリビアンが多い影響で、ほぼ全てのミュージシャンが普段着の音楽としてレゲエを通っている。僕の友人のニック・コーエンも移民の多い学校に通ったことでレゲエに直に触れているミュージシャンのひとり。僕がレゲエに興味をもったのも渡英してからで、シンプルな音楽をシンプルに楽しむ感じが、ずいぶん日本におけるレゲエと違うなあという印象を持ちました。ということでジャマイカにいったこともない僕ですが、僕なりのレゲエに挑戦してみました。結構このギターソロ気に入っています。
明日は21曲目から30曲まで書きますね。
でたらめヒーローのサウンドトラック。
聞けば聞くほどM-Swift、24 CARATを好きな方にも一度は聞いてみてほしいと思う内容になっています。
とういことで、昨日に引き続き全曲解説の第2弾。10曲目から20曲目までです。
是非、聞きながら読んでみてくださいね。

11. ラストテーマ / Last Theme of Detarame Hero
ドラマのクライマックスからエンディングを想像して書きました。宮崎裕介くんに、僕の思いつきのちょっと変なリズムのメロディーとコードを渡して発展させていきました。昔のドラマってよく「○年後」みたいなのがエンディング後にあって、エンディングであまり幸せじゃなかった人が結婚して幸せになっていたり、だめなやつがだめなままだったりとか、物語の先を感じさせるものが多かったんです。なので、このラストテーマもなにかその先に続くなにかを感じさせるものにしたいと思い書きました。健太、大地、夏輝、修司にどんなエンディングが訪れるのか楽しみですね。
12. やっつけろ / Beat them all
文字通りのアップリフティングなダンスチューン。M-Swiftでもこれぐらいド派でな曲があってもいいのにと友人に言われましたが、僕の中ではこういうアッパーチューンは人格変えてやらないと出来ないんです。笑。かなり楽しんで作っているのが伝わる曲です。いつかクラブでもかける機会があるかな。
13. 兆し
一転してジャズチューン。ちょっと前向きな希望を持ち始めたような心情を描いています。僕はパット・メセニーなど90年代のフュージョンにも大きな影響を受けています。僕のジャズバンド24 CARATにもその影響は見られると思います。これは24 CARATで演奏しても良さそうな曲で、次の24 CARATのアルバムの道標になるかもってぐらい気に入っています。太田朱美さんのフルートがやはり素晴らしい。具体的には健太の荒れた心の中に目覚める変化をイメージしています。
14. でたらめヒーローのテーマ スウィートボッサバージョン / "Main Theme of Detarame Hero - Sweet Bossa Version"
メインテーマのボッサバージョン。とぼけた感じのボッサにしてみました。今回メインテーマのバージョン違いはCDに収録されなかったものも含めて5バージョン。ひとつのメロディーをいろいろな角度からアプローチするって本当に楽しい作業です。
15. 嘆き / Lamento
これは最近僕がよく聞いているミニマルな要素を含むクラシック音楽を自分なりの消化して作った曲です。どうにもならない状況から生まれる悲しみを表現しています。お気に入りの曲のひとつです。自分の音楽的にも成長できた一曲。
16. 悲しみ
これも宮崎くんとの共作。感情をかみ殺すようなメロディーがありつつ、反復の要素をとりいれました。あからさまに悲しい音楽ではなく、過去に思いを馳せられるような曲に仕上げました。
17. 健太
やっぱり健太といえばブルース調に。これはちょっとファンキーな要素も含んでいます。僕も若い頃そうだったんですが、やっぱり世間に巻かれたくない反抗しつつも、現実との狭間で葛藤するというか。そういう青年を想像して書きました。
18. でたらめヒーロのテーマ ファンキーローズバージョン / Main Theme of Detarame Hero- Funky Rhodes Version"
これもメインテーマのバージョン違い。バージョン違いって、だいたいほぼ全ての曲が出来た後、リラックスしての作業になることが多い。宮崎君とうちのスタジオにある73年製造のフェンダーローズを眺めながら、そういえばこれ使ってなかったねという話になり、じゃあとドラムループを作り演奏に。パソコンでいろいろできる時代になってもやはり本物の説得力にはかなわない音色を出してくれます。毎年の修理費用を考えると涙がでますが。苦笑。
19. ピチカート / Pizcato
はい、その名のとおりピチカートな曲です。僕はクラシックはかなり選んで聞くんですが(好きな作曲が限られている)、その好きな作曲家のひとりラヴェルのスコアを読んでいた影響でほぼ弦だけの曲を作ってみました。僕の普段の作風からは想像できないでしょ。自分でもそう思います。
20. コミカルなレゲエ / Reggae Comical
レゲエって、あのシンプルなグルーブを出すのにかなりの修行がいると言われます。確かにトップクラスのグルーブはそうですが、レゲエってつまりはジャマイカのポップスなわけで、みんな手軽に演奏できて楽しい音楽なはずなんですね。ロンドンではカリビアンが多い影響で、ほぼ全てのミュージシャンが普段着の音楽としてレゲエを通っている。僕の友人のニック・コーエンも移民の多い学校に通ったことでレゲエに直に触れているミュージシャンのひとり。僕がレゲエに興味をもったのも渡英してからで、シンプルな音楽をシンプルに楽しむ感じが、ずいぶん日本におけるレゲエと違うなあという印象を持ちました。ということでジャマイカにいったこともない僕ですが、僕なりのレゲエに挑戦してみました。結構このギターソロ気に入っています。
明日は21曲目から30曲まで書きますね。