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やはりドラマがありました

昨日のAGEHAでのONE SONG,ONE SOUL。

やはりドラマがありました。

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100人のDJが集まり、入魂の一曲をかけるこのパーティー。

僕は2時すぎにアイランドでのプレイだったんですが、

到着したころにはかなりの盛り上がり。

ブースにたどり着くのもやっと。


みなさん名曲揃いの選曲。全曲大リーグの4番バッタークラスが次々とプレイされている!

僕は迷わないように自分のレコードだけを持ってのAgeha入り。

ダンスクラシックで盛り上がる中、

いよいよ僕の番。

M-Swiftとしては2枚目のレコード『Kosmic Love』をターンテーブルに。

しかしここで迷いが。

だって、それまでの曲がダンスクラシックの大大大名曲なわけです。

一曲毎に歓声が湧いているんです。

そこで自分の曲ですよ。

普段は、自信過剰のきらいがある僕もさすがに弱気に。

しかも僕のレコードバックには、

名曲『Fantasy』をカバーしたM-Swift3枚目のレコードも持っている。

流れとしては確実に『Fantasy』。

DJとしては流れを壊したくない。

レコードバックから『Fantasy』を取り出し、ターンテーブルに載せ、

BPMを合わせる。



ここでブースの中で2006年当時に思いを巡らせる。

ファーストアルバムを作っていたころの僕は名曲をカバーすることにかなりの抵抗があったんです。

僕は作曲家なので、過去の名曲に打ち勝つべく自分の曲を作っている。

だから自分の書いていない保証された名曲をカバーすることに納得がいかなかった。

『Fantasy』も喧々囂々してレーベルに説得されてやっと作ったレコード。



さて時間は迫る。あと1分。

これをかければそのまま盛り上がることは保証されている。

フロアは盛り上がっている。

あと、30秒。

僕は衝動的にKosmic Loveを再度取り出して、ターンテーブルに置く。

そう僕は作曲家で過去の名曲に負けない曲を書くために音楽をやっているんだ。

もうBPMを合わせている暇もない。

うまく繋げなくてもいい。

この曲をかけたい。

自分の曲をかけてやる。

と針を落とす。

案の上、うまくは繋げないが

Kosmic Loveのイントロが鳴った瞬間。





大歓声。






嬉しかった。

自分の曲で勝負して良かった。

こういう瞬間のために音楽をやっているんだとジーンと。

踊ってくれたみなさん、本当にありがとうございます。

僕の曲をきっかけにハウスモードに入ったフロアはその後もお祭り騒ぎ。



1曲のみのプレイでしたが、今後も良い曲を書いていくぞと自分の初心に戻れたパーティーでした。

沖野さん、ならびにルームのみなさん、

20周年おめでとうございました。

そして本当にありがとうございました。