先週読んだ本たち
最近また、よく本を読むようになってきた。
アルバム制作中なんかは、どれだけ面白い本を読んでも気もそぞろ。
またリリース直後もツアー準備などでなかなかなかなか。
リリースから5ヶ月。少し気持ちに余裕が出来てきたのかな。
ということで先週読んだ本の紹介。
『低炭素社会/小宮山宏』
温室効果ガス、二酸化炭素の削減、環境やエネルギー問題を考えるのに必要な基礎知識がわかりやすく書かれた本。
原子力発電のくだりは僕の考えとは違うけど、震災前の意見として、数値に基づいて非常に偏りなく書かれている。これからを考えるのに必要な情報が満載。不確実な情報が溢れる今、やはり本、名前を出してしっかり裏付けをとったものが大事だと再認識。
『永遠のゼロ/百田尚樹』
祖父の生涯ことを知りたいと思っていた矢先、同じテーマの本を発見。早速読んでみました。太平洋戦争がテーマ。何度となく繰り返し書かれてきたテーマだけど、大本営のエゴのもと犠牲にされていく兵、戦争を煽ったマスコミなど今日本で起こっていることと重ねられて描かれていて、現代の作家の今の視点で新鮮に描かれている。感動作。
『マンボウ恐妻記/北杜夫』
北杜夫は僕が一番好きな作家のひとり。本に飽きた時、北杜夫の本を読むと、改めて本の魅力に気づかされる。マンボウシリーズは気が張っている時には必需品。フモール、ユーモアもまた人生の必需品です。
『建築に夢をみた/安藤忠雄』
現代建築の歴史が非常にわかりやすく書かれた入門書なので僕にぴったり。好きなテーマで自分のレベルにあった本に出会えると嬉しい。阪神大震災の復興についても触れられており、都市、人が集まって住むことの意味もまた考えさせられる一冊。