アルバム制作  スーパーセッション | M-SWIFT OFFICIAL BLOG Powered by Ameba

アルバム制作  スーパーセッション

あっと言う間に8月も3分の1が過ぎてしまった。

アルバム制作、締め切りが近づき、佳境へ。

M-Swiftでもおなじみのベーシスト、ニック・コーエン、ギタリスト、トニー・レミーが

来日しているということで、録音セッションをすることに。

そして我らがピアニスト堀秀彰も合わせて、同時録音しよう!という流れに。


彼らのツアーの合間を縫っての強行スケジュールでの録音。

夕方6時開始予定だったのですが、トラブル発生。

深夜まで機材が届かないことが判明。

普通ならここでピリピリするところですが、そこはロンドンタイム。

日本と違って、予定通りにことが進むことの方が少ない国。

みんな余裕です。

じゃあどうしようとなって、そこで登場したのがこれ。

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(会う度に痩せている激忙しエンジニアのしんくん)

エンジニアのしんくんのスタジオの倉庫の片隅においてあった、ちょっと壊れたベース。

しばらく弾いてないので、弦もさびている。。。。

これはだめだと思ったけど、

ニックが

「オッケー。大丈夫。大丈夫。やってみよう」と、曲にあわせて弾きはじめる。


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最初はあんまり鳴ってなかったけど、トーンを調整して弾き方をいろいろ試していくと

不思議不思議、どんどん音がなじんでゆく。

スタジオにいるみんなが、

「おー!これでいこう!」

という歓声をあげる。

流石。

さて、今度はトニーのギター。

ちょうど僕が録音で持って来たガットギター。

これはいつも使っているので調子が良い。

急遽、エレキギターからガットギターに変更。

こちらも流石で、すぐに曲想に合うプレイを始める。

流石。


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僕もこの日のために、3日かけて3曲つくり、その中で一番良い1曲を選んだ。

自分で言うのもなんですが、流石。

と二人の太いグルーブの上に堀くんの繊細で緻密な音色が舞い上がる。

流石。

新たな科学反応をおこして、アレンジが固まって1テイクで録音終了。


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(聞き返すのも真剣)

みんな「流れ」を大事にして、へんなところにこだわらない人ばかり。

みんなが気持ちよくなれたセッション。

悪いはずがない。

早くみんなに聞いてもらいたい1曲になりました。


さて、その後は早々に片付けて神楽坂で乾杯。

結局午前様。

笑顔溢れる一日でした。


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(堀氏のブログより無断転載した写真)