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ジャズをもうちょっと楽しむ方法

今日はちょっとジャズの話です。

最近、よく

「ジャズってあんまり興味なかったけど、24-Caratを聞いてから興味が湧いたんです。」

なんてことを言われます。嬉しい限りです。

なので、僕なりにジャズをもっと楽しむ方法を書いてみようかと。


「ジャズ」って言葉は人それぞれ、いろいろな捉え方があり、一概には言えない。
精神的には、解放されることだったり、新しい音楽に挑戦するというニュアンスだったり。
まあいろいろです。


今日は、そこはおいといて、ジャズのリズムについて。

スウィングのジャズが即興演奏(その場で思いつくがままに演奏する)に向いている理由として、

ドラムに制約が少ないことがあげられます。


たとえば、この曲は

チーチキチッチッ

でいこうとか、

この曲は

タンタンタカンン タンタタンンタン

でいこうとか、

大まかにはリズムは決まっていますが、そのリズムが全体でなんとなく感じられれば

あとは何をしてもオッケーなんです。


たいていの場合、ドラマーは右手、つまりハイハットやライドシンバルで

チーチキチッチッなんてリズムをおおまかに叩きながら、

(ちなみに、チンチキいっているやつがハイハット、シャンシャンなっているやつがライド)

スネアドラム、タム、キックなどを思うがままに叩くわけです。

だから自由度が高い。



では24-Caratはというと、キックやスネアを叩く場所がある程度決まった音楽なので、

いわゆるスィングのジャズには自由度という面では負けます。

が、踊るという行為にはそのほうが良いんです。

だから、24-Caratはある程度決まったビートの中でジャズのように自由に演奏しようと、

日々いろいろ考えているんです。


そんな視点で、いろいろなジャズを聞いてみると面白いと思います。。

是非棚から引っ張りだして、いろいろ聞いてみるといいかも。



そして、今日紹介するのはオルガニストのラリー・ヤングのアルバム「Unity」。

ドラマーはエルビン・ジョーンズです。


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僕はこの中のThe Moontrainという曲が大好きです。

初めて聞いたときに、こんな美しい曲があるのかと感銘をうけました。

若き日のウッディ・ショウ(トランペット)の作曲です。

エルビンの宙を舞うような右手にも注目です。