上海① パラレルワールド

初の上海から帰ってきました。

感想。

疲れた～。

疲れたけど面白かったです。

一言では語り尽くせない街です。



上海は近いにも関わらず、実は僕、

ヨーロッパ行くよりもなによりも異国情緒を感じました。

夕方、一人で街を歩いたんですが、なんだか遠くに来たもんだと

非常に強く感じました。





異国情緒とは言いましたが、

もしかして、その感情は異国情緒とはちょっと違うかもしれない。



異国情緒＝自分の祖国とのかけ離れた風景の中になんかしらの良さ、ノスタルジーを感じる



だとすると

この国は日本に似ている部分が多いんです。

ヨーロッパと較べてみても明らかに差異は少ないんです。

道路標識も一般道は青、高速は緑。

漢字も使う。

肌の色も同じ。

米を食べる。

などあげればキリがないくらい。

一瞬、ここは日本かと思うこともある。


でもその反面、


空気が汚れて、空がおかしな色になっているし、





高速道路を自転車で走っているやつはいるし、

クラクションはなりっ放しだし、

逆走しているやつはいるし、

中国式の建物があれば、となりに植民地時代のヨーロッパ建築があるし、

しかもヨーロッパ建築に、惜しげもなく漢字のネオンが光っているし、

みんな列に割り込むし、

上半身はだかのおやじがわんさか歩いているし、

僕のDJに若者より先におばさんの方が盛り上がり始めるし、

違うところはとことん違う。


つまりは、似ている部分が多い分だけ、違う部分がやたら目につく、

そしてその違う部分はちょっと昔の日本に似ていたりと。

複雑です。

タイムスリップ感覚をともなった異国情緒というか。

異国異時間情緒、異次元情緒と言えるのかも知れません。

完全な『パラレルワールド』です。


好き嫌い別れる街だけど、僕が出会った人達は本当に良い人ばかりで、

それも手伝ってまた行ってみたいと思う街でした。

グルメリポート、写真などはまた次回にします。