ピアノがジダンで、トランペットがFW / 24-Caratの楽しみ方① | M-SWIFT OFFICIAL BLOG Powered by Ameba

ピアノがジダンで、トランペットがFW / 24-Caratの楽しみ方①

僕は24-Caratのライブでは僕のギターは控えめに聞こえます。

ただ、それにはちょっとした理由があるんです。


ジャズってほとんどが即興演奏です。

コードにそって即興をやるわけです。

でもそのコードという約束をピアニストが破りたくなったとき、

押さえかたに融通のききにくいギター君が

律儀に約束どおりに押さえていると

ピアニストが気分の向くままには押さえられなくなります。

つまりギターがいないことで、

ピアニストに自由度の高いスペースを空けることになるんです。


この「スペース」って考え方がサッカーに似ています。


前置き長くなりましたが、

24-Caratバンドをサッカーチームに例えてみるといろいろ見えてきます。


ちょっと見にくいけど、これが僕の頭の中。

24-Caratの布陣図です。

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トランペット、サックスがFW。
ばんばんソロを吹いて点をとりにいく。
ピアノや他からの良いパスを待っています。
基本、個性的で気が強い人が多いです。でも人情深かったりします。

トロンボーンがトップ下のMF。
時にソロで点をとりつつも、時にハーモニーではしっかり下を支えます。
基本、骨太な人が多いです。


そして、ピアニストは司令塔であり、攻撃的MFなんです。
中盤にいて、フォワードのトランペットやサックスにキラーパスを出す。
FWを生かすも殺すもここ次第。
さらに、時には、自分でソロをとって、シュートも決めに行く。
中田やジダンみたいな存在です。
基本、人に配慮ができるので、当然一番女性にもてます。


ギターとパーカッションはMFの中でもサイドバック。
たまにオーバラップしたり、守ったり、
ポジションを変えてスペースを作ったり。
基本、ロックでない限り縁の下の力持ちです。

そして、ドラムとベースがDF。
ここが崩れると、どれだけ良いシュートが決まっても
点をとられて負けてしまう。
ベース、基本、声が低い人が多いです。
ドラム、基本、ものをたたいて、お金を稼ごうとしている人たちなので、
明るいです。


そして、サッカー日本代表でも言われている

「スピードアップのタイミング」も似ています。

ゆっくりパスを回して、だれかがスピードアップして攻めるときに、

全員が意思疎通をして、一気にオーバーラップする。

それがうまくいった時に、ゴールが生まれる。

別にサインがあるわけでもない。

意思疎通なんです。



24-Caratも同じで、ゆっくりめにソロをとっている人が、

ここぞとエンジンが入った時、早めに感づいて、一緒に

盛り上がってあげる。

このタイミングが会った時、奇跡が生まれるんです。

バンドがまるで一つの生き物のようになる瞬間。

それがジャズの面白さ。


このブログを読んだ上で、ライブをみたり、CDを聞いたりすると楽しいです。

ここ探っているなとか、トランペットが走り出したから、ドラムも来たなとか。

走り出したけど、足がからまって、やっぱりやめたなとか。



さて、次の3月6日Warehouseのリリースパーティーでは

奇跡の瞬間、「ビューティフルゴール」を生み出すべく、

全員で考えています。

そんなゴールの瞬間には確実に会場は盛り上がります。

ゴールの瞬間にはいやってほど叫んでください。

その一体感が楽しくてしょうがない。

最近、ライブのことばかり考えています。

僕のギターも攻撃参加、シュートするつもりです。