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リミックスって何?

今回は思いがけず文章が長くなってしまいました。

お時間ある方、おつきあいください。



僕がクラブミュージックにはまり始めたとき、いろいろわからないことが多かった。

たとえば曲名、

Cafe Bahia / Marc Mac(4Hero) Remix / M-Swift presents 24-Carat

。。。。

ワインのラベルなみにわかりにくい。

どれが曲名でどれがアーティスト名かわからない。

正直とっつきにくい。


だから僕はほとんどアーティスト名など覚えず、

「赤いジャケットのレコードのB面の2曲目」

というふうに覚えていました。


それではアーティストに失礼です。

頑張って読んでみましょう。

曲名 / リミキサー / オリジナルアーティスト

の順で読みます。


Cafe Bahia / Marc Mac(4Hero) Remix / M-Swift presents 24-Carat



「M-Swift」の別プロジェクト「24-Carat」の「Cafe Bahia」 という曲を「4Hero」というグループ出身の「マーク・マック」がリミックスしたバージョン。

と読みます。

書いていても頭がつりそうです。

慣れればすっと頭に入るのので、それまでちょっと辛抱してください。



ではでは、いまさら聞けないけどリミックスって何?と思っている方も多いと思います。

なんとなくわかっているけど、もやもやっとしている方も多いと思います。

リミックスの始まりとは。

そもそもポップスの曲をみんなに聞いてもらいたい。

人が集まっているディスコ、クラブでレコードをかけてもらいたい。

メロディーは良いけど、アレンジが踊るにはいまいち実用的でない。

じゃあ踊りやすいように、ドラムをダンスクラブ用に変えたバージョンを作ろう。

じゃあダンスミュージックをよく知っているDJに頼むのがいいんじゃない。

なんてところから、ダンスバージョン=リミックスが生まれたわけです。


しかし、時代が進むにつれて、

少しずつ、原曲とかけはなれたリミックスが出来始めます。

なぜか。

それでも良くなったんです。

ハウスミュージックが力を持って来て、リミックスの内容よりも

そのDJのリミックスしたという事実がプロモーションになるようになったからです。

だから原曲の素材をほとんど使わない、そのDJのオリジナル作品とも言えるリミックスも

多くリリースされるようになりました。

リミックスが、実用性のあるダンスバージョンというより、ひとつの表現方法となった瞬間でもあります。



リミックスを聞くときに、どちらの方向性を持ったリミックスか、考えながら聞くのも

面白いと思います。

原曲に忠実なもの、まったくかけ離れたもの、その中間みたいなもの。

一言にリミックスといっても、いろいろあるんです。



いろいろ書きましたが、最後に。

音楽は頭で聞くものではなく、心で感じるものです。

一番大事のは、聞いた瞬間「いい!」と思えるときめきです。

だから、あくまでも「いい!」と思えるものを「読み解く」、もとい「聞き解く」参考にしてもらえれば嬉しいです。

良いリミックスに出会えるといいですね。