1軒は8丁目。
父経営の会社が8丁目にあったので…
界隈に行くと、いまだにノスタルジックな気持ちになる。
昭和のあの頃の空気を求めてしまう。
特に小さい頃は、よく母に連れられ銀座へ行き…
父が仕事終えるのを待って、寿司やステーキ食べたり
(THE・昭和のご馳走、笑)
「博品館
」(ビル全体おもちゃ屋)で、おもちゃ買ってもらったり
「博品館劇場 」で、ぬいぐるみ劇なども観た(懐)
元・会社の目と鼻の先に「久兵衛
」…
※よく行ったのはたぶん違う寿司屋。
会社の正面にもう1軒寿司屋があった。
さらに数軒先に老舗銭湯。
当時は銭湯があるなんて知らなかった。
「金春湯(こんぱるゆ)
」(非・温泉)
1863年(江戸時代)開業。
屋号は、界隈に室町時代から続く能の金春家・屋敷があった事にちなむ。
営業は14時~。
20分前に着いたらすでに開店待ちのお客さんチラホラ。
(中の写真は無いので、上記リンク先をどうぞ)
今年3月にリニューアルOPEN。
古き良き部分を残しつつ、綺麗にされたのが分かる。
木札の下駄箱。
番台形式。お婆様がお座りに。
(男性が座る場合、女湯側はカーテンで目隠し。この気遣いは嬉しい。)
昭和32年に、すでにビル銭になってるのに…
脱衣所は格天井が残され、大正時代の立派な神棚があり…
浴室も天井が高く、富士山のペンキ絵。
ビルという事を忘れる。
固定シャワー付きカラン16。
浴槽は2つで、うち1つがジェットバス。
温度計は43.7度で、熱いかなと思いきや…
ちょいシャキッの、なんともちょうどいい湯温。
浸かった時の目の高さに錦鯉の九谷焼タイル絵。
これが綺麗で♪
全体的にコンパクトな造りながら、居心地良い。
普段は、リンスインシャンプー・ボディソープ備え付け。
(今回は第2・4金曜100円DAYに当たり、その場合備え付け無しに。)
ロッカーは余裕のある大きさで100円リターン形式。
ドライヤーはたぶん数十円入れるタイプ。
(人多目だったから使わず出てきて、未確認)
扇風機しっかり回転。
外に出たらまた汗ダクになったけど(暑)
「銀座で湯に浸かってる」というのが面白くもあり
8丁目に滞在できている事が嬉しくもある、
銀座の老舗銭湯体験だった。
芹沢友綺
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