昨日は美術館へ。
また会期ギリギリ、今日で終了の展示ですが…
このチラシで、子供向けなのかな~と思っちゃって行くのが延び延びに。
でも全然子供向けじゃなかった!
なんだこの立派な建物は~。
文京区本駒込の六義園向かい、東洋文庫ミュージアム
。
東洋文庫は、1924年に三菱第三代当主岩崎久彌氏が設立。
世界5大東洋学研究図書館の1つで、日本では最古・最大だそう。
約100万の貯蔵から、一部展示してるのがミュージアム。
ミュージアムは昨年秋からのオープン。
館内の写真撮影OKだって、珍しい~。(フラッシュはNG)
吹き抜けの空間に、各国の古い書物(西暦1400年台など)が展示されてます。
ビルマ文字って初めて見たけど、丸っこくて可愛いのね~。
映像での説明や、江戸時代の地図を大きく拡大したものまであり、
さらに階段を上って行くと…
図書館と違って、手に取って見る事は出来ないけど…圧巻です。
(研究・調査の為なら事前申請で閲覧可能)
展示内容は、月1で替わるようです。
この空間にはモリソン書庫という名前が付いてます。
オーストラリア人ジャーナリスト・モリソン氏が収集した約2万4千冊を、
当主岩崎氏が一括購入。現代の価格にすると70億だって!
次の空間へ進むと、チラシのテーマに沿った展示。
(展示テーマは、年3回くらい替わる)
歴史などの教科書に載ってた古い絵や文書の、本物が展示されてました。
現代の教科書のページも開いてあった。
教科書の絵って小さいな、と改めて。
「解体新書」とか「徒然草」とか明治維新後の「ビゴの風刺画」とか…
記憶力悪い私でも見覚えある。
本物をじっくり見れるのは貴重だし面白かったです。
ミニ映像ブースとか、タッチパネルで巻物を開いてるように観れたりという工夫も。
しかしタッチパネル下手(?)な私、なかなか反応してくれずページめくるのに苦戦。
スマホにしたらイライラしちゃうだろうなぁ。
ポツンと、
さらに、
最後の空間は、
東方見聞録のコレクション(世界最大)や国宝・重要文化財など。
劣化は防ぎたい、でも見せたい…って事で、少しづつ展示するとの事。
昔の書物、内容難しくて、説明文読んでもウ~ン…って感じだけど、
すっごく小さかったり、やたら大きかったり(使いづらそう)様々で…
(仏教学者で探検家の川口慈海(1866-1945)という人が、
ダライラマ13世から授かった、貴重なチベット語の経典)
上ってきた階段を下りて、外に出るとレストランへの通路。
暗いので、ちゃんと読まなかったです…。
庭もあって、少しだけテラス席もあるから、昼間来た方が良かったな。
レストランは小岩井農場が経営する「オリエント・カフェ」
農場は明治24年開設。
当主岩崎氏と小野氏(日鉄道会社)・井上氏(鉄道庁長官)の共同創始。
3人の名前から「小岩井」となったって、へぇ~知らなかった~。
バーカウンターやグランドピアノもあり、貸切可能。
ディナーもあるけど、ミュージアムと合わせて閉店早い(20時半)
プレートとしての見栄えは、もうひと工夫欲しいところだったけど、
1つ1つは美味しかったです。自分では買わないから、柿久々~。
館内に戻って、パソコン操作。
入り口のカウンターで申請。
絵葉書としてプリントしてもらえます。(無料)
展示数は控えめながら、貴重な物を楽しめる工夫された空間でした♪
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