つづきです。

浅草を後にして、上野へ。

 

まずはアメ横のオ~プンエア~で、


とろサーモン&まぐろ丼500円♪(米は同行者行き)

 

 

お腹満足後は、

  

 


上野公園内の国立科学博物館 へ。

 

 

インカ帝国展 観に行きました。

 

天空都市マチュピチュが発見されて100年。

マチュピチュは、ナスカの地上絵と合わせて前から行きたいと思ってる所の1つ。


展示は内容濃かったです。(注:長くなります)


出土した器などは、丸みがあって厚めで、動物モチーフなどが多く可愛い感じ。

だけどふと残酷。

後から従えた地域に送った器の模様が、切断した手足…。

簡略化された絵で、描き方は可愛いんだけど。

裏切るとこうなるぞ、という強い意思表示だとか。

 

 

儀式も…子供を生け贄として捧げていて、

チラシの像(左)は、生け贄に添えられた少女の像。

メインの展示物だけど、手の中に納まるくらい小さい。

この小ささに、いっそう子供感が出てる気がしてかわいそうになる…。

残酷に感じるけど…

高地という厳しい環境で、自然の恵みも恐さも強く意識していて、

一番大事なまっさら存在である子供を捧げたのだそう。

 

 

技術にも驚く。

紙も通さないキッチリ組まれた石垣にはもちろん、

開頭手術の痕が残る頭蓋骨がいくつかあったのにもビックリ。

13世紀に、そんな技術あるんだ…。

 

ミイラも数体展示されていて…頭を強打された痕跡があったり、

器の柄、動物モチーフの他に、人の頭部の絵柄も多い。

頭にまつわることが多くて…

やはり描き方は可愛い系だけど、ちょっとコワイ…。

 

 

あと、印象に残ったのは「キープ」という紐の記号。

紐の結び目が文字の代わり。

結び目がたくさん作られた紐が、束になってる。

税や給与を記録してるのは、方法として理解できる。

でもインカの歴史なども結び目で記録してるのが不思議。

こちらは解読されてない。

文字の方が楽そうなのに、わざと謎にしてるんじゃないかなんてSF妄想してしまう。

 

似たような記録法は他の国にもあり、

庶民の文字使用が禁止だった沖縄(琉球時代?もっと前?)でも存在したそう。

意外に近くにある共通点。

 

 

出土した織物の模様は、幾何学模様の羅列で親近感湧くような…

今、作られて目にするものと変わらない。

スペインに侵略されても、伝統は引き継がれたんだな~。

(植民地時代の出土品として、急に欧州っぽい人物画が登場しましたが)

 

 

祭も、インカの前身シカンの頃から行われて、現代も続いてる。

王座を神輿みたいな担ぎ方してるので、よく覚えています(笑)

(2009年に、やはり国立科学博物館

特別展 インカ帝国のルーツ 黄金の都シカン 」を観ました)

 

 

この記事のタイトル「ポーチつながり」と言うのは…

上野の前に浅草で用事ついでにポーチ(和)を新調したのですが、

芹沢友綺の[毎日セリコ]
(神輿の時に小物など持ち歩く用)

 

そしたらこの展示で、ちょうど同じくらいの大きさのポーチがあって(笑)

芹沢友綺の[毎日セリコ]

こんな感じの出土品でした。

柄も用途も違うけど(高山病を予防する薬草を入れて持ち歩いたりする用)

ポーチ買った日にポーチ観るとは…と、自分的には面白かっただけでした(苦笑)

 

 

インカ帝国展、良かった!

展示数も多く、観やすく、地形の模型などもあり工夫されてました。

3Dメガネをかけて観る映像(15分)もあり、遺跡の中を飛び回って探索してる気分。

(混んでて立ち見だったから、映像につられてクラクラしたけど…)

 

ミュージアムショップは、観光のお土産屋みたいに色々売っていて、

中でもケーナという縦笛が気になりました。

思わず買いそうになったけど、いつか現地で買おうと思い、買うの止めました。

 

 

観終わって、出口を抜けたら、

バラが咲いてる所に出た。

 



大きい~。

 


  


他の種類も少しづつ。

 

 

そして上野公園を少し歩いたら、

2つの神社への参道。

 

花園稲荷の方は小さな社殿が立ち並んでいました。

(狭い中に人多く撮れず)

 



この説明書き以外にも、縁結びと書いてあった。

 



敷地内が階段でつながっていて(↑階段横)

 



階段下に五條天神社。

こちらは病気平癒・健康祈願、合格祈願との事。

 


お、祭ある。

 

 

大きな神輿もあった。

 

昭和初期の千貫神輿。重そう。

これが出るのは3年に1度ってことは…来年!

 

時間の都合上、上野でも温泉に後ろ髪引かれつつ帰宅しました。


 

芹沢友綺

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