最終日、8日目。

最後まで5時過ぎ起き。


 

7時半には、またしてもバスの中。

もう帰るんじゃありません。

意味無く空港近くのホテルなので通っただけ。(根に持ってる)

ベルサイユに向かいます。

 

1時間で到着。

やっと来た。子供の頃から(ベルばらを読んでから)

ずーーーっと来てみたかったベルサイユ宮殿。

 

金ぴか~、だけど、この門は最近造り直したらしい。



中に入ります。



入り口付近に宮殿の模型。広そう…だけどこれ全部じゃない。

 

中は…

ゴージャスだけど、上品な感じがする。

この部屋は王の正殿の中の、ヘラクレスの間。

 

この絵↓を飾る為に改築したとか。

 

こちら王室礼拝堂…

…をチラ見(悲)。

ここは2階部分で(階上は王族用)、下に祭壇とかあります。

のぞく事もできないツアーのスピード…。



この部屋はルイ14世の逸品コレクションが置かれてたとか。

日本の磁器もあったそう。

 

こちらはヴィーナスの間。

夜会で軽食をとる場所だった。


装飾がだまし絵で面白い。

 

ディアナの間。ルイ14世がピリヤードをしてた部屋。上手だったそう。


それにしても部屋いっぱいに見学者が入ってしまうので

部屋の一部しか写真撮れない…(泣)

 

マルスの間。元は衛兵の間だったので軍事的な装飾が多い。

後には音楽会を開く場になった。


有名な、ルブラン夫人の「マリー・アントワネットと3人の子供達」。

あ~本物だ~。



アポロンの間。玉座があって接見が行われてた。

宮殿内はフラッシュ禁止だから暗くて写りが…。

 

戦争の間。

この円形の浮き彫りは、ルイ14世。

次の鏡の回廊、平和の間と合わせて、ルイ14世の偉業を讃える装飾になってる。

まあね、14世が造り始めた宮殿だからね。

 

そして鏡の回廊。


 

これは凄いなぁ。広さも装飾も想像を超える。

使節団を迎えたり、舞踏会開いたり。

でも毎日通る廊下でもあったり…。

ここが宮廷の人々でいっぱいになってる想像をすると…圧巻!

 

王の寝室。

ベッドの天蓋、すんごいなこりゃ。

 

閣議の間。

要は会議室。青がステキだな~。


王妃の寝室。

アントワネットはここで王位継承者を出産。

小花柄が可愛らしくシンプルに感じる。


貴人の間。


王妃の接見や、宮廷婦人の紹介などが行われた。

調度品はアントワネットの為に作られた。

 

王妃の衛兵の間。

ここの折畳みベッドや武器棚など所狭しと置かれていたそう。

ツアーのオバサマと「ベルばらで言ったらオスカルの部屋だ」と妄想盛り上がる。

戴冠の間。元は礼拝堂だったり広間だったり。

今の形になったのはナポレオン失脚後。

ルーブルにもあった「ナポレオン戴冠式」の2枚目がここにある。

参列してる女性のドレスの色が違う。(よく見なかったのであとで調べました、笑)

複製を作る時は1箇所変えなければならない決まりが当時あったとか。

 

大理石の階段。

ここもだまし絵っぽい。

 

大理石の中庭に出る。

建物の上に宮廷必需品の時計が付いてる。

ルイ14世は自分で分刻みのスケジュールを決めて動く人だった。

周りは大変だよね…。

アントワネットがプチトリアノンに逃避したのも、

堅苦しさが嫌だったってが理由の1つ。

 

って言うか、これで中の見学終わり。え、終わり!?

ウソでしょ、もっともっと部屋あるのに。

トリアノンや王妃の農村は?行かないの?うわー………↓↓↓

 

で、数十分のうちに、庭を勝手に見て来いって。

無理です。

急いでお土産屋でパンフレット買って(もっと見たかった…)庭へ走る。

 

  
オランジェリーとスイス人の池。(スイス人が一生懸命作ったから)

庭のほんの一部で、全体はこの何十倍。

全然そっちまで行かれない、って言うか、行き方分からないし時間ない。


 

庭から宮殿を写しても、収まるわけもなく。

 

宮殿は、他にはロシアのエカテリーナ宮殿しか見た事ないから

(あとは雰囲気全然違うトルコ、エジプト…は、もはや古代遺跡だし)

どうしてもそこと比べてしまうのだけど。

エカテリーナは国の威信をかけて、○○風△△風と様々な部屋を作った。

色も派手だし、明るい空気だった。

ベルサイユ宮は、元はルイ14世個人の意地。

(家臣より良い宮殿を造るのだーって)

だからか分からないけど、割と中は統一感あって、豪華ながらも落ち着く気がした。

もちろん改修などされているのだけど、なんとなくね。

そしてけっこう生活してた空気、一度捨てられたちょっと暗い空気も

なんとなく伝わってきた気がする…。(また私、怪しい…?)

 

それにしても、まったく…ルーブルもベルサイユ宮もチラ見もいいとこだ…。


バスに乗ってパリへ移動。

途中、高級アパートが立ち並ぶお高い地域を通過。

 

綺麗ですな…。一戸100万とか多くあるらしい。



でも一番上なら、屋根裏部屋で学生が住めたりする。

昔は女中が住んでたそう。

 

パリに到着。昼食前にちょっと立ち寄り。

花が咲いたらもっと綺麗。



凱旋門をやっと正面から見れた。遠いけど。

 

ここで昼食。

 

ここの給仕の女性が最悪だった。

パンのカゴを放り投げるようによこす。皿をドスンと落とすように置く。
ツアーの他の人達いなかったら、私もうちょっと意思表示したと思う。



チーズはやっぱり旨い。

けど味付けは、知人の家ごはんの方が旨い。フンだ。



ワインも美味しいです。飲み物少し高めだから当然だが。

魚も素材は旨いよ、けどこの人参…。

こんな盛り付け、フランス人にも出してんの!?

でもやっぱり素材は旨いし、人参に罪はないので完食。



大きいのに濃厚。

なんだ、給仕以外は、まあマトモなお店じゃないの。(人参も除く)

 

昼食後、2時間自由。最初で最後のちょっとまとまった時間。

街並みはやっぱ綺麗と言うか、大人っぽいと言うか、

ドイツと違って都会都会してる。

人々はさっそうと歩いてるし、皆姿勢がいい。ホント皆いい。

一方、日本人の集団を見ると…ううう猿人…。

肩が上下に揺れてるし、背筋が伸びてない。

これが種の違いというものか…悲しくなるほどカッコ悪いよ~(涙)

 

でも、フランス人の信号無視はヒドイ。

ベビーカー押しながらでも、赤信号渡ろうとする。

運転手に怒鳴られて(当たり前)、怒鳴り返してた。

つられて歩き出さないよう、要注意です。

あと、道路にゴミは多いし、男女とも歩きタバコ多い!

中国人は並ばないって言うけど、フランスもそうだって、

ガイドさんが言ってたのが分かる気がする。

 

なんだか日本人として燃える気持ちが生まれました。(飛躍し過ぎ?)

姿勢と街並みはちょっと負けてるけど(悲)

美術・技術は、日本は昔から大いに影響与えてるし、

もっと日本を誇りたい気分。

 

話ソレた。

 

 

本場マキシムだ、食べたかったな~。


フルラに日の丸バッグが。

銀座店の住所が日本語で書かれてる…う~ん…。

 

そうそう、自分がレギンス履いてる事もあって、

女の人の足元が気になって、かなり観察してました。

フランスでは、レギンスの人たくさん居ました。

ちょっとクシュクシュの(10~12分丈)多数。

ジーンズは、ほぼ全員と言っていいくらいスキニー率高い。

極太バギーが2人だけ居たけど、だいぶ若い、中学生くらい?

ロールアップは居ない。田舎っぽく見えるのかなぁ。

 

石畳多いからか、高いヒールの人もあまり居ない。

季節的に、まだブーツが多かったってのもあるけど。

皮ジャンはチラホラ居て、デザイン凝ったモノが多かった。

全体的にシックでシンプルだけど、1点凝ってる感じ。

日本の方が、重ね着で布多くヒラヒラ、色柄豊富。ラフ。

 

あ、私、現地女子高生のグループに「カワイイ」って声かけられて

素直にとても嬉しかったです。

褒め言葉って普段嬉しく思えないんだけど、

フランスの女子高生とは全く利害関係ないもんね。

まあ、黒髪が目に入っただけかもしれないけど。

(これ友達にはすでに話し済み。どんだけ嬉しいんだよ、笑)

 

さてさて、前日バスで通っただけのコンコルド(融和)広場へもう一度。

 



噴水があって、オベリスクがあって、また噴水。

けっこうな水の勢いで、地面ビショビショ。

ルイ16世、アントワネット始め、1343人がギロチンにかけられた場所なのに、

そんな事全く感じない。



一方にはシャンゼリゼ大通り。

一方にはオランジェリー美術館、チュイルリー公園が広がる。



正面奥に、マドレーヌ教会。

ギリシャ風で教会ぽくない。

最初用途不明で建築が始まり、後で教会に決めたそう。

 

 


疲れたので、中を眺めながらしばし休憩。

 

集合場所の三越に戻ると、色んなツアーの日本人がベンチで休憩。

噴火の影響で飛行機何日待ったか言い合ってた。

我々は予定通り。夜の便を目指して空港へ。

 

搭乗手続きに2時間くらいかかったけど、無事離陸。

まとまった席は取れず、母ともバラバラ。

3人席の真ん中はちょっとツライ。

通路側のオジサマは旅慣れてるようで、

食事がものすごくスローペース。

周りが全部片付いても、水割り4杯くらい飲みながら、映画見ながらチビチビ。

ううう、動けない。

トレー乗ってる間はガマンしようと思って待ってたら、

映画1本分くらいかかって参りました。

 

窓側のオニイサンも1人で旅慣れてる風。

旅慣れた2人に挟まれて、さすがに機内食の写真は撮れず…。

私も映画見たり、寝たり。機内泊で9日目に突入。

 

気付いたら通路側のオジサマがずーーっと居ない。

こんな長時間どこへ?と思ってたら一眼レフ持って帰ってきた。

オーロラが見えてたんだって~!

画面見せてもらったら、なかなか立派な青いオーロラ。

仕事でヨーロッパよく来るから、いつも狙ってるんだそう。

今回は噴火の影響で、いつもより北寄りを飛んでたから、

より良かったのかも。

見たかった~。

皆寝てる時間だけど、小音量でアナウンスしてくれりゃいいのに、JAL。

 

12時間乗って、成田到着。日本はもう14時半くらい。

降り際になって、オニイサンともちょっとお話。

噴火で足止めされて、仕方なくボルドーを1週間ウロウロしてた、と。

仕事で来てるから費用は会社持ち。

本人困った様子だけど、え~、いいじゃん!って思ってしまった。

ついでに鉄道ストの話にもなって、「フランスはスト多いんですか?」と聞いたら

両側2人「多いです!」と声揃えてました(笑)

「主張ばっかして、止めちゃったら結局自分達の首しめるの分かってない」って

少々お怒りぎみ。そうなんだ~。

 

その後、男性2人は仕事人同士、話に花が咲き、

後ろのフランス人とも英語でお喋り。何言ってるか分からない。

私は、添乗員さんが挨拶に来て、ツアー丸出し。

ん~なんかちょっと勝手に恥ずかしくなってしまいました。

英語…せめて単語覚えないと…。

イタリア語なら、まだ何とか少し興味持てるんだけど(勉強してるわけじゃない、笑)

英語って本当に全く興味持てない…でもそんな事も言ってられない。

ハズカシイ。

 

反省もさせられた、色々と刺激のあった旅、終了…。