4日目。

ホテルレストランで朝食。

昨日の夕食と同じ所なんだけど、耳とか辛くて気付かなかった。

かなり広い。木の感じも良くて、立派。


こちらはロビー。

 


ロビーの窓全部に細工が施され、木彫りのソファーが。



客室窓からは広大な庭が眺められ、


入口も立派。

こんな感じの広大で立派なホテルが、

大通り(国道)沿いにいくつか並んでます。

 

 

朝食後、バスに乗って遺跡観光へ。

その道中の衝撃ったらなかった。

 

シュムリアップ市内は、お店などもあり、賑やかな雰囲気。

と言っても、↓これで相当都会な感じ。

ガソリンがジュースみたいに瓶詰めにされて、

屋台みたいな店々で売られてます。

 

と言うか、店と言えば屋台とかテント。市場もテント。

道路は舗装されてるけど、乾季だし、土埃が舞ってる。

 

通行してるのは、トラック、バイク(ベトナムより全然少ない)、自転車、牛。

写真に収められなかったけど、庶民の足はトラックタクシー。

トラックの荷台に2~30人ギュウギュウに乗せて走ってる。

ガイドさんも、村に帰る時は何時間もそれに乗るそうで、

これがツライから帰りたくない、と言ってた。

 

 

そして↓左端の家、高床式。

またまたバスがカッ飛ばすので、ビデオにしか映ってないのですが

ひらけた界隈からすぐ、周りは森になり、

道路は舗装されてたり、されてなかったりで

その中に高床式の家が数軒ずつ建っています。

 

↓この写真は遺跡のそばだけど、こんな感じの中に家があります。

(ちなみに↑奥に写ってるのは↓象。観光客を乗せるのかな?)

 

高床式はワンルームで、トイレもお風呂もなく、

電気も通ってない。

そんな家をかなりたくさん見ました。

 

 

↓これは最終日に見た水上生活の様子ですが、

雰囲気としてはこんな感じ…。

高床式なのは、雨季はそこらじゅう水びたしになるから。

虫や動物避けと言う役割もあるとの事。

 

泊まったホテルは、たぶんホテルの中でも高級な方。

あまりの激しいギャップに耐え難い気持ちに…。

ホテル街を、あんなに豪華にする必要があるのか!?

 

道中、ガイドさんはカンボジアの事を話続けます。

 

ポル・ポト政権時、知識人が皆殺されたのは有名だけど、

遺跡に掘られた昔の文字を読める人も殺されたし、

伝統の踊りを継承する人も殺され、研究し直し…。

各国の援助で学校が出来ても、

女の子は結局16歳位で、親が決めた相手と結婚してしまう。

土埃で病気になる人がいっぱい。

 

カンボジア人は、あまり背が高くない、太らない、

と言う話になった時、ツアー客の一人が

「太らなくていいわねぇ」と言った。

ノンキなのか、その人なりに和ませようとしたのか分からないけど、

この光景を見ていて、この発言は…。

 

「いいわねぇじゃなくて『太れない』んです!」とガイドさん。

(確かに、人だけでなく、畑で働いてる牛達もガリガリ。

遺跡周辺のお土産屋さんにいた犬↓もガリガリ。)

ガイドさんは、日本人が作った日本語学校で2年間学ばせてもらった、と。

審査が厳しく、貧しい家の子でないと入れないそうなので、

苦労して努力して、ガイドになったんだと思う。

28歳の女性で結婚もしないで働いている。

 

伝える側としての使命感もあるのでしょう。

「あなた達は、この高床式に住めますか?」とも…。

日本の援助に感謝の意を表してくれつつも、

他にも色々と言葉に厳しいものを感じました。

(感じたのは私の主観だし、ガイドとしてはとても優秀な方です、念の為)

 

確かにココでは、生きるのに精一杯で…

かと言って先進国が、日本が幸せか…

どこを基準に?何が幸せ?……

この国は、どうなったらいいの………?

何をどうしたらいいの!!?

 

ただ、アンコールワットが見たい

と単純に思っただけで来てしまった、

無知で不勉強な自分がイケナイと言えばイケナイんだけど…

目から耳から入ってる情報が、あまりにもヘビー……

 

そして喘息も、耳が痛いのも良くならないまま、遺跡に到着です。

(遺跡写真まで長くてスミマセン…)