3日目です。

 

やっぱり朝食がめんどくさい…。「皆で一緒に食べましょう」って決まりじゃないんだから、静かにコーヒーだけで過ごさせてくれ~。

 

  

 

…失礼。気を取り直して、バスでポンペイ、古代都市遺跡の観光へ。ローマから離れると、野原、畑、野原、畑…。景色が変わらないので説明もなく、ただ郊外の土地と空の広さを感じるだけの約240キロの道のり。こういう時間が好き。途中ドライブインで買い物。Grazieって言っただけで、ニッコリ。板チョコ2枚くれました、お店の人。

 

昼頃ポンペイ到着。まずは腹ごしらえでレストランへ。あさりとトマトのパスタ、うん、おいしい。カンツォーネ歌いの2人がやってきて、2、3曲披露。まあ、この後で「チップ入れて」って籠もって来るんだけど…各テーブル1人位がコイン入れてあげればいいわけですよ。なのに、こういう時は引っ込みじあんになっちゃうの?こちらのテーブル誰も入れようとしない…ので、私入れました。今までの経験だと、男性なり年上の人なり、が「はいよ」ってな感じで済ませてたので、この無視(?)しようとする空気にけっこうビックリ。

 

気を取り直して(再)、遺跡観光へ。

 

 

  

 

ポンペイは紀元前8世紀頃から発展した町。紀元79年に噴火で埋まるまでの長い間に支配者が替わり、その影響で変化していった建築様式や材料、絵画や装飾を見る事ができる…のはいいんだけど何せ町だから広い!9丁目位まである感じ。石畳や土の道を歩く、歩く。道路は歩道の設けられてる大通りや(馬車が常に通った所は石に凹みが出来てる)、馬車進入禁止の道路などかなり整備されてる。劇場がいくつかあり、とても音響の良い劇場では、学生コーラス隊が今も合唱中。貴族・商人・奴隷等がすんでいたという事で、小さい家の跡から大きい家まで様々。立派な家は玄関からモザイクタイルが敷き詰められ、噴水があり、中庭があり、壁には絵が描かれ…かなり優雅な暮らしが想像できる。他に浴場跡、パン屋の釜戸跡、神殿、集会場などを見て回る。今まで見た遺跡って言うと、エジプトやメキシコ等。神殿やピラミッドがドーン!で、全く別物だった。けど今回、こんなに生活感を感じるとは…2000年前とは思えない。今と基本的には、そう変わらない気がする。

 

だいぶ歩いてヘトヘトもいいとこ。これでも全部はまわってないけど。ちなみにイタリアでは入場観光する場合は、ガイドの資格がある人が付いてないといけないらしく(ツアーの場合だけ?)イタリア人の男性ガイドがいたんだけど、ガイドとは名ばかり。ほぼ一言も発せず(一所懸命説明するのはナイト)、早く帰りたいのか先回りし過ぎ。最後は挨拶もそこそこに去ってしまった。イタリア人も色々だわ。そういやヴァチカンの時のイタリア人女性ガイドもただ居るだけで(でも笑顔は有)、説明はもう一人の日本人ガイド。これがイタリア流ワークシェアなの???ガイド資格の基準は?賃金は?やりがいは?…色々考えてしまったよ…。