11 望みの先にあったもの | 読むカウンセリング

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親からの虐待、両親の蒸発、いじめ、不登校、対人恐怖症、うつ、母の死は私のせいという罪の意識から解き放たれた心理カウンセラーが、自ら体験した心の癒し方をお伝えします。

 

 

11 望みの先にあったもの

 

 

安全でいたい

安心していたい

平穏無事でいたい

 

 

一番求めていた望みにに気づい私は

この望みを叶えようとしました。

 

ところが

この望みを叶えることは

簡単なことではありませんでした。

 

 

 

なぜなら

この望みを叶えるために必要だったのは

 

人と関わらないこと

社会に出ないこと

引きこもること

 

こそが

その時の私には必要だったからです。

 

 

それだけ私は

人を信じることや

社会に身をゆだねることを

怖れていたのです。

 

 

 

そこで私が

一番求めていた望みを叶えるために

無意識のうちにやったことは

望みとは真逆のことでした。

 

とにかく

昼も夜も働いて

お金を貯めようとしたのです。

 

今考えれば

少しの間でも社会から引きこもれるだけの

お金が欲しかったのかもしれません。

 

 

 

その結果

お金を貯めることはできましたが

心がボロボロになり

 

結果的に一番望んでいた

社会から引きこもるということが

起こったのです。

 

 

 

ところが

私が心から望んでいた

 

安全でいたい

安心していたい

平穏無事でいたい

 

という思いは

社会から引きこもっても

叶えられませんでした。

 

 

 

そこには最大の障害が

あったのです。

 

 

 

つづく