4 私を不幸にしていた二つの思い
幸せで豊かになることを望んだのに
逆に不幸になってしまったのはなぜか?
私は自分と向き合うことによって
その理由が分かりはじめました。
私の幸せと豊かさに
大きく影響していたもの。
それは
私のスタート位置。
私が今この瞬間に感じていることこそ
私の人生を左右していたことに
気がついたのです。
努力しても幸せになれなかった頃の私が
いつも考えていたこと。
それはとにかく
頑張らねばならないということ。
そして人から嫌われないよう常に注意し
気を抜かないことでした。
その時に
私が心の底で感じていたことは
「頑張らなければ
その人達との関係が終わってしまう」
「油断して自分を出してしまえば
その人達から嫌われてしまう」
という怖れでした。
私は心の底で常に怖れを感じ
怖れの中で生きていたのです。
そして
私の考えた幸せや豊かさの中心にも
怖れがあったのです。
当時の私にとって
怖れから逃れられることこそが
幸せで豊かな生き方だったのです。
私がいくら努力しても
幸せで豊かになれなかったのは
努力した結果
いくら周りの状況や環境が
変わっていったとしても
怖れている私そのものは
何も変わらなかったからです。
私に本当に必要だったのは
怖れから逃げようとすることではなく
怖れと向き合うことでした。
しかし当時の私には無理でした。
怖れに向き合ったとしても
私には何も解決できないという無力感が
私を支配していたからです。
この怖れと無力感こそ
私の心を曇らせていたものであり
私の努力の方向を
見誤らせていたものだったのです。
今の自分のままでは
見捨てられてしまうという怖れ。
怖れと向き合ったところで
何も変えられないという無力感。
そんな思いを抱えながら
幸せに豊かになろうとしても
それは思いっ切りブレーキを踏みながら
思いっ切りアクセルを踏むような
ものだったのです。
その結果
心や体が壊れていくのは
私にとって必然だったのです。
私にとって必要なのは
怖れや無力感から逃れることではなく
癒していくことでした。
癒されていくことで
怖れや無力感に支配されていない
本来の自分の心に気づいていきました。
そしてこの癒しこそが
私を幸せで豊かな人生へと
導いてくれたのです。
つづく