181 求めない
加藤祥造さんの書いた
「求めない」があります。
この本の中には
求めない―すると・・・
に続く言葉が綴られています。
求めない―
すると心が静かになる
求めない―
すると心が広くなる
求めない―
するとひとに気がねしなくなる
求めない―
すると恐怖感が消えていく
求めない―
すると心が澄んでくる
求めない―
すると悲しみが消えていく
求めない―
すると心が静かになる
求めない―
すると心に平和がひろがる
私はこの本に書かれているような世界に
憧れました。
求めなければ
こんな世界に住むことができるかもしれない・・・
そこで、できるだけ求めないという
努力をしたこともありました。
でも、それは上手くいきませんでした。
なぜなら私は
求めないという行為を通して
憧れの世界を求めていたからです。
私の努力は「得たい」という
執着から始まっていたのです。
それは求めないという在り方とは
真逆でした。
私の心は執着と失望で一杯になり
心が静かになるどころか
以前にも増してイライラするように
なってしまったのです。
そんな経験を積み重ねながら
後に求めないという言葉の意味が
やっと分かり始めました。
求めないという状態には
前提がある。
心が満たされて求めなくなるか
求めることの虚しさを知って
求めることをやめるか
求めている自分の
背景にあるものを理解して
執着から解き放たれていくか
いずれにしても
求めないと頭で考えることではなく
求めないでいられるようになる
プロセスこそが
私には必要だったのです。
求めないでいられる―
すると心が静かになる