78 心の傷に触れるということ | 読むカウンセリング

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親からの虐待、両親の蒸発、いじめ、不登校、対人恐怖症、うつ、母の死は私のせいという罪の意識から解き放たれた心理カウンセラーが、自ら体験した心の癒し方をお伝えします。



8 心の傷に触れるということ


誰かの心に傷に触れようとする時
私には戒めとしての言葉があります。


心の傷に触れるということは
体の傷に触れることと
同じだということ



体の傷の場合
相手の傷が深ければ深いほど

「大丈夫?」と言って
触れようとする人はいないでしょう。

触れられた時に
どんな痛みを感じるのか
想像がしやすいからです。


ところが心の傷の場合
見た目では分かりにくく

同じような経験をしていなければ
心の傷に触れられた時の痛みも
想像することは難しいでしょう。

そうなると
相手の触れてほしくない心の傷を
思い切り触れながら

「大丈夫?」
「頑張ってね」
「元気を出して」

などと言ってしまうことが
自分と向き合う前の私には
幾度もありました。

心の傷の痛みから逃げることで
相手の心の傷の痛みも
想像することができなかったのです。


自分と向き合うようになって
自分の心の傷の痛みを
知れば知るほど

相手の心の傷の痛みに
配慮できるようになっていきました。


心の傷に触れるということは
体の傷に触れることと
同じだということ



私がカウンセリングを行っていく上で
とても大切にしている言葉です。