98 自然が教えてくれたこと⑭
私にとって自然な生き方とは
自分の不自然さに気づくことから始まりました。
自分の不自然さとは
素直な気持ちをねじ曲げ
こうあるべきという型に
自分を当てはめながら生きるということでした。
そしてその不自然さも
生き残るために身に付けた
私にとって自然なものだったことを
理解していきました。
もう不要になった型を脱ぎ捨て
素直な気持ちを大切にしながら
生きていこうとした時
なかなかその型を脱ぎ捨てられず
苦しむこともありました。
あとになってそれもやはり
自然なことなのだと分かりました。
長い間をかけて育て直したのは
自分の素直な気持ちではなく
素直な気持ちを見つめ続ける
もう一人の私の眼差しでした。
温かく見守ってくれる眼差し。
それは本来、親から子へと受け継がれていく
愛情そのものでした。
ありのままを見つめ
ありのままを喜び
ありのままを守り
ありのままを愛する。
そんな、自分に向けられている眼差しこそ
私が最も必要としていたものだったのです。
温かなお日様の日差しの中で
花が咲くように
私の人生が花開くために必要だったのは
温かな眼差しだったのです。
私は自然と出逢っていく中で
どこかでこの温かさを
感じていたのだと思います。
そしてその温かさが
私の中にもあることを
自然は思い出させてくれたのです。
これが
自然が私に教えてくれたことです。
これまで書いた私の経験が
私と同じような苦しみを抱えている人に
温かい眼差しを自分自身に向けていく
きっかけになることを祈りながら
このシリーズを終えたいと思います。