71 花が教えてくれたこと⑩
私が何に苦しんでいるかも
分かっていないくせに
気楽に軽はずみなことを
言ったり書いたりする人達が
許せませんでした。
どうしてそんな無責任なことが
言えるのだろう・・・
私だった絶対に言わないのに・・・
どこまで無神経なんだろう・・・
でも、そんな私の考えが
間違っていたことに気づいたのです。
人を憂うと書いて「優しさ」と読む
この言葉を読んで思いました。
私はこれまで自分の憂いしか
見えていなかった。
自分の憂いを受けとめてもらうことしか
眼中になかった。
目の前の人や
メッセージを発している人にも
憂いがあることに気づけずにいた。
私とは違う人生の中で
私とは違う憂いを抱えながら
それぞれの人がそれぞれの人生を
生きているんだ。
私は全ての人に自分の憂いを
分かってもらいたかったんだ。
私は全ての人達に
理想の母親や父親のような
優しさを求めてしまっていたんだ。
そして、そんな思いは叶わないと絶望し
自分の殻に閉じこもってしまったんだ・・・
大切なことに気づくことはできましたが
私の心は晴れませんでした。
私は憂いを抱えたままだったのです。
どこに行けば
この憂いを晴らすことができるのだろう・・・
その答えをくれたのも
やはり花だったのです。