263 トカゲの心、猫の心、人の心 | 読むカウンセリング

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親からの虐待、両親の蒸発、いじめ、不登校、対人恐怖症、うつ、母の死は私のせいという罪の意識から解き放たれた心理カウンセラーが、自ら体験した心の癒し方をお伝えします。

初めての方へ

この物語は
トラウマ(心の傷)に関するカウンセリング
テーマにした架空のお話です。
まずは、プロローグからお読みくださいね。


――


263 トカゲの心、猫の心、人の心


「経験によって身に付けた反応が
 自分や周りの人を
 苦しめてしまうとしたら
 どうすればいいと言うんですか?」

「自分と向き合い、自分が今
 何をしているのかを知ること。

 そして、命が自分に
 どう影響しているのかを
 知ることです」

「命が自分に影響していること?」

「命にとって自分(自我)とは
 プログラムのようなものだという話を
 したと思います。

 自分を知るとは
 自分というプログラムが
 命によってどう作られたのかを知り

 今、そのプログラムが
 どう働いているのかを知ることだと
 私は思っています」

「僕がどう作られたと言うんですか?」

「それを知るには、脳の構造から
 知る必要があるでしょう。
 
 ポール・マクリーンという人が
 脳の三層構造説という仮説を
 唱えています。

 この仮説では、人の脳は

 爬虫類脳(感覚・生命維持)
 旧哺乳類脳(感情・本能)
 新哺乳類脳(思考・イメージ)

 の、三層からなると言われています。

 分かりやすく言えば
 誰の心の中にも

 トカゲの心のプログラム
 猫の心のプログラム
 人の心のプログラムが
 あるということです。

 あなたが経験したことによって
 
 トカゲのように反応するのか
 猫のように反応するのか
 人のように反応するのか

 反応の仕方が変わってくる
 ということです」