初めての方へ
この物語は
トラウマ(心の傷)に関するカウンセリングを
テーマにした架空のお話です。
トラウマ(心の傷)に関するカウンセリングを
テーマにした架空のお話です。
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115 自分を傷つけ続ける理由
「自分を傷つける特徴・・・ですか」
カウンセラーの言葉が
妙に心に引っかかった。
「子供は育っていく過程で
その時々の欲求を持ちます。
例えば子供は
何でも自分の思い通りにしたい
という欲求を持つ時期があります。
インナーチャイルドとは
このような欲求が傷つけられ
心の成長が止まり
欲求が満たされないままの
心の状態のことを言います。
インナーチャイルドが
どのようにして自分を傷つけるのか
についてですが
周りから欲求を否定されることによって
それは起こり始めます。
何でも自分の思い通りにしたい
と表現した時に
周りからの拒絶や無視など
心が受けとめきれない
消化できないほどの経験をすると
心の成長が止まってしまいます。
自分で自分の欲求を表現できなくなり
自分の欲求をどうやって
満たせばいいのか分からなくなるからです。
同時に子供は無意識に
自分の欲求を怖れはじめます。
同じ欲求を表現すれば
また同じ目に遭うかもしれないからです。
そこで、子供の心の内側
意識されない心の闇の中で
戦いが始まります。
何でも思い通りにしたいという思いと
酷い目に遭いたくないという思いが
ぶつかり合うのです。
子供は自分を守るため、生き残るために
自分の欲求を押し殺すことを
意識できないまま選択します。
それでも欲求が無くなる訳ではありません。
体の成長に伴い、心も成長し
欲求もより強くなり、様々な範囲へと
広がっていきます。
その時、インナーチャイルドは
素直な自分の欲求を押し殺し続けること
傷つけ続けることで
自分を守ろうとするのです」