8 「私、おかしいんです」 | 読むカウンセリング

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親からの虐待、両親の蒸発、いじめ、不登校、対人恐怖症、うつ、母の死は私のせいという罪の意識から解き放たれた心理カウンセラーが、自ら体験した心の癒し方をお伝えします。

その女性は
高校生の女の子でした。


話を聞いてみると


「私、おかしいんです」

「顔は醜いし」

「性格は悪いし」

「周りに迷惑をかけてばかりだし」

「生きているのがつらい」

「どうすれば
 自分を変えられますか?」



そう、涙ながらに
訴えてきました。


その話を聞いたとたん
衝撃が走りました。


私が抱えていた悩みと
同じだったのです。


しかもその女の子が


・可愛らしく
・誠実で
・やさしく
・繊細で
・努力家



のように私は感じていて


なぜこんなふうに
考えてしまうのか
不思議だったのです。


さらに詳しく
話を聞いてみると


親、姉妹から


「お前はブス!」

「バカ!」

「役立たず!」

「性格が悪い!」


と、ののしられ
続けてきたとのことでした。




私は彼女の話を聞きながら
幼い頃に母から言われた言葉を
思い出していました。


「お前のせいで不幸になった」

「お前さえいなければ
 こんな父親と
 結婚していなかったのに!」



「ごめんなさぃ・・・うぅっ・・」




これまで
沢山の本に書かれていたこと


これまで
沢山の人が言っていたこと


「親の育て方が
 子供に影響を与える」



という言葉の意味が
彼女と出逢い
はっきりと分かったのです。


それまでは
いくら親の影響についての
情報にふれても


「本当か?」

「私がおかしいんじゃないのか?」


と疑っていました。




目の前に
私と同じような体験をして


私と同じように
感じている人がいる


はたから見ると
美しく豊かな才能があり
可能性に満ち溢れているのに


そんな自分に
気づくことができずに


自分を変えようと
苦しみ続けている




そのとき初めて
自分を内側からではなく


自分を外側から
見ることができたような
気がしたのです。


今まで学んできたことが
腑に落ちた瞬間でした。


それからは
より心理学を学ぶことに
夢中になりました。


そして
知識を得れば得るほど


親に対する怒りと恨み
悔しさと悲しみが
つのっていったのです。