10 「幸せ」と「豊かさ」の世界 | 読むカウンセリング

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親からの虐待、両親の蒸発、いじめ、不登校、対人恐怖症、うつ、母の死は私のせいという罪の意識から解き放たれた心理カウンセラーが、自ら体験した心の癒し方をお伝えします。

これまで
「幸せ」と「豊かさ」の見つけ方
というテーマでお話をしてきました。


このテーマの締めくくりとして
私が味わっている


「幸せ」と「豊かさ」の世界


について
お伝えしようと思います。


以前のブログで書いたように
私の心の中では


気づいていない
さまざまな思いが
うごめいていました。


その思いが
静まっていった時


背負っていた重荷が
外れていくようでした。


「知らないうちに
 こんなにがまんしていたんだ」


「本当は
 こんなに嫌だったんだ」


「こんなに求めていたなんて・・・」


一つ一つの思いが満たされて
どんどん心が軽く
静かになっていきました。


ふと外に目を向けると


風景がこれまでに
見たこともないほど
美しく見えます。


それぞれが美しく輝き
その美しさが
体をつらぬいていくような


とても心地よく
素晴らしい体験です。


見るもの
聞くもの
触れるもの
味わうもの
嗅ぐもの


すべてが愛おしく
喜びと感謝で
気持ちがいっぱいでした。


こんな瞬間が
自分の人生に訪れるなんて・・・


自然に涙があふれてきました。




松尾芭蕉
こんな句を読んでいます。


閑(しずけ)さや
岩にしみ入る
蝉の声


芭蕉がどんな気持ちで
この句を読んだかは分かりませんが
私にはこんなふうに読めました。


心に静けさが訪れたとき


岩のように
かたくなに閉じていた心に
自然の美しさがしみこんでくる


ああ、なんと素晴らしい響きだろう


これまでに
うるさいとしか思えなったセミの声が
私の心をこれほど動かすとは




レイチェル・カールソン
センス・オブ・ワンダーという本の中に
こんなメッセージがあります。

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鳥の渡り
潮の満ち干
春を待つ硬い蕾のなかには


それ自体の美しさと同時に
象徴的な美と神秘がかくされています。


自然がくりかえすリフレイン


夜の次に朝がきて
冬が去れば春になるという
確かさのなかには


かぎりなくわたしたちを
いやしてくれるなにかがあるのです。
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私は今感じている
この「幸せ」と「豊かさ」を


私と同じ思いに苦しんできた人達と
分かち合っていけたらと思っています。


「生まれてきて本当によかった」


心からそう思える毎日に
このブログが
お役に立てればうれしいです。


最後に道元禅師の言葉で
このテーマを終えたいと思います。


春は花
夏ほととぎす
秋は月

冬雪さえて
すずしかりけり