はぁ・・・終わってしまった。

 

元旦初日から観始めて、今日2月5日千秋楽まで、憑かれたように何度も観劇して、私にとって最多観劇回数になった。

でもあっと言う間に終わったように感じる。

 

 

明日海りおさんファンとして、これを観ずしてなんとするビックリマークと思っていた。

そして明日海さんファンでいられて、よかったと思った。

今この時に、宝塚ファンでいられて、よかったと思った。

 

おそらく再演は難しいだろうこの『ポーの一族』。

エドガーの明日海さんだけでなく、どのキャストもこんなにも嵌る配役は恐らく当分望めないだろうから。だからもし明日海さん主演の再演であったとしても、他の配役が変わると、成り立たないように感じてしまう。

 

 

 

終演後のご挨拶で、

初日から永遠の時を生き、永遠の旅をしていたから、公演も永遠に続くのではないか?と心配をしていたけれど、無事に千秋楽を迎えられてホッとした。それぐらい役にのめり込んでいた。

という意味のことをおっしゃっていたけれど、今日の千秋楽も本当にエドガーそのものにしか見えなかった。

 

今日も瞳の動きの妖しさにぞくっとした。

アランといる時、クリフォード婚約式の後メリーベルを紹介している時や、セント・ウインザーの塔の上で話している時、瞳が先に動くのでその瞳の動き・表情に人ならぬ存在っぽさを感じて、いつもゾクゾクしていた

 

 

永遠に公演が続いても嬉しいのに音譜と思ったけれど、身も心もエドガーに放り込んで、特にどんどん体を削っておられるように見えたから、そんな無理をお願いしてはいけない、とすぐに反省した。

 

 

いつもいつも明日海さんのエドガーしか観えていないけれど、今日は花組全体の素晴らしさを改めて体感したように思う。

 

 

バラの巫女を観ていたら、涙が流れてきた。

何を感じて涙を流してしまったのかはっきり分からないんだけれど、ああ、花組だって感じたように思う。

巫女たちの背中の動きが綺麗だなと思った。

 

ん・・・あのバラの巫女たちがいることで、ポーの一族が魔でも邪でもない、ただ人間とは違う存在なんだ、って見せてくれているように感じたのかな?

今、振り返っているから、後付けっぽいな・・・

 

 

 

 

終演後のご挨拶は、いつものとおり素晴らしく明日海さんらしいご挨拶で、楽しくて嬉しくて愛おしさをいっぱい感じた。

 

 

専科の飛鳥裕さんをはじめ、花組生の菜那くららさん、紗愛せいらさん、矢吹世奈さんについて、1人ずつに向けた明日海さんのコメント。

矢吹さんにはダンスのこと

紗愛さんにはお芝居(芝居心)のこと

菜那さんには歌のこと

そして飛鳥さんにはその存在そのものについて

 

いつもながら、こんな風にコメントされる明日海さんの細やかな心配りに、ますます痺れてしまう。

帰り支度をしている時にお隣の席の方と楽しかったと感想を交わした後、その方が「こんな風に言ってくれるトップさん、他にいないですからね」とおっしゃって、「本当にそうですよね。だからまた好きになるんですよね」とお話して、とっても心が温かくなった。

 

 

その卒業される4人に心のこもったコメントをされた後は、卒業後に向けた祝福を述べられたのに、なぜか「ご活躍を・・・お願いします」と4人に向けてお願いしてしまっていて、もうニヤニヤが止まらなくって。

 

 

カーテンコールは、もはや記憶が混濁しているような感じなので、思い出せた順に、さらに趣意・大意を私の思い出として。

 

 

(公演期間中は)寒い日があり、本っ当に寒い日があり、インフルエンザが流行ったりしたけれど、全員で千秋楽を迎えられたのは、皆さんのお陰です。本当にありがとうございました。

の後、すっと佐々田先生の方に手を差し伸ばして、演奏を始めてくださいと合図をされた姿に萌えた。

 

 

それから、卒業される4人と明日海さんだけでスタンバイしていた時は

卒業する4人から一言ずつ、一言では足りないでしょうから、言いたい放題思いを言って、って促す言葉選びとその後ろにある温かさに萌えた。

 

 

4人が思いの丈を語った後、出演者を呼ぶ「みなさーん」が、

「みなさぁ・・・・ん」と、遠慮がちでよわよわで、ちょっとハスキーで、エドガーとの声の違いに、萌えた。

 

 

花組ポーズの最後のカーテンコール。

専科の皆さんは大丈夫ですか?と声をかける気遣い。

手をあげて答える一樹千尋さんのチャーミングさ。

スタンスをしっかりとってという説明に、右腕の動かし方はざっくりなのに、ここは拘りなのね、と萌えた。

 

「花組ぃっ!」ってイケボからの、「最っ高ぉっビックリマーク」ってさらにイケボが聞けると思っていたら、客席の男性の声が一瞬早かったせいで、明日海さんの「最っ高ぉっビックリマーク」が聞けなかったのが、かなり残念。

 

 

 

ところで、飛鳥さんへのお花渡しは、専科からは共演している一樹さんで、同期からは夏美ようさんだった。

夏美さんって、今、東京の雪組でタレーランをされているのに、月曜日が東京の休演日だから駆けつけられたんだな、と思って、そんなはっちさんの熱さ・篤さがカッコいいと思った。

 

 

 

はぁ・・・終わってしまった。

 

 

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